犬も歩けば・・・

2007年10月28日

今日はせっかくの休みなのに、なんにもやる気がせずに、朝からだらだらしていました。
「これではいけない」と思い、走りに出かけました。いつもは鴨川沿いを走るのですが、今日は気分を変えて街走りにしました。そう、咲いている花や店構え、道行く人を見ながら走るのもなかなかおつなもので時々やっています。信号や人の多さという難点もありますが・・・
1時間走ろうと思って、その終盤に差し掛かったとき自転車に乗った若い女性が「露原先生」と声をかけてくるではありませんか。見るとすっかり美人になったⅠさんです。
彼女は双子。先日お母様とお話をしていて「Eの方はオランダのホテルに就職が決まったんですが、Iの方がまだで・・・」とおっしゃっていました。どうなったのかなあと聞きそびれていると「キャセイパシフィックにきまりました」と彼女。関空でグランドホステスをするらしいのです。「そうかあ、よかったなあ。この間2人でテレビでてたやろ。見たで」「いやあ、恥ずかしいわあ」「走ってはったのに足止めてすみません」「いやいやぜんぜん。長い間あってへんかったなあ」としばらく立ち話。
2人とも英語が好きで、英語を活かした仕事をしたいと専門学校に進み、オーストラリアに留学もしました。そろって夢を叶えすばらしいですね。
「逢えてよかった。うれしかった。元気でがんばりや」と手をふって別れました。
今日のあの瞬間にIさんと俺が路上で遭う確率っていったいいかほどのものなんでしょうね。俺がいつもの通り鴨川を走っていたらこの遭遇はなかったし、彼女がたまたま出かけていなければ遭えるはずもなかったでしょう。そう、人と人との出逢いは偶然に支配されているのでしょう。ゼミに来てくれるみなさんとの出逢いも同じ。せっかく知り合えたのですから、大切にしなければいけませんね。
いやあ今日は走りに出てよかった。「犬も歩けばぼうに当たる」行動は大事なのかな。