秋の訪れ

2008年10月18日

今朝、鴨川を走っているとなにやらテレビのロケをしているよう。往路は北山橋の下で中年(失礼)の俳優さんらしき人が、スタッフに囲まれて座っています。「誰かなあ?」と思いつつ横を通り過ぎます。復路はロケが始まったようだったので、河川敷から北山橋の上へ上がりました。「誰やろ?」と目を凝らすと渡瀬恒彦さん(たぶん)のようでした。となると「中年」ならぬ「初老」(もっと失礼)ですね。あと2人、若い男女の役者さんがいましたが、そっち系(どっち系? 文系、理系、柑橘系か?)に弱い私にはまったくわかりませんでした。このドラマを見る機会はたぶんないと思いますが、万が一あればそのときに誰なのかを確認してみましょう。
学生時代、毎日妙心寺を通って大学へ通っていました。歩いて1時間以内の下宿という条件で学生課に斡旋してもらいました。3畳一間(3,500円)の民家2階の間借りです。(「下宿」「間借り」なんて、今は死語に近いですね)その妙心寺境内である日、髷を結い、腰に大小を差した浪人風の輩が数名、前から歩いてくるではありませんか。びっくりしましたね。
「えっ、タイムスリップ? 京都でいきなりそうなるの? 」と思いつつ、時代劇のロケ(この言葉も当時は知らんかった)とわかるまで時間を要しました。
「さすが京都やなあ」という驚きとともに、そんな町に住める自分をなんとなく誇らしく思った記憶が残ります。その数日後にはマイクロバスの窓に並ぶちょん髷頭も目撃しました。そのときはもう平気でした。
さて今日。面談、補習、授業の合間を縫ってなんかおもろい素材はないかと、うろうろ。見つけたのはこれら。
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どんぐりです。「どんぐり」一言で片づけたらいけないんでしょう。コナラ、クヌギ、シイなどその種類は数々あります。これが何なのかわかりません。少なくともシイ、クヌギではないということしかわかりません。(以前シイの実を食しましたがうまかったです)
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これはヨウシュヤマゴボウです。一見ヤマブドウ(といっても近畿近辺にはヤマブドウはあるんですかね。私はこちらでは見たことがありません。単に知らないだけなのかもしれませんが)のようで食べられそうな感じですが、だめ。下痢をします(食べたん? 「いえ人聞きです」)。北海道の山にはヤマブドウがいっぱいにあります。米袋を持ってとりに出かけ、酢っぱ甘い(「甘酸っぱい」ではなく酸味がかなり強いんです)実をそのまま頬張りもしますが、袋いっぱい持ち帰った実を房からこそげ、洗って、ぶどう酒にした思い出があります。当時の法律(今でもかな)ではぶどう酒は製造禁止だったようで、おやじが「ほんまはこれはあかんねや」とつぶやくのを耳にして、気の小さい俺は(へえ、あんた気い小さいん、意外やなあ。「いや、小さいです。蚤の心臓よりは大きいかもしれませんが」)内心かなりびびってました、おやじが捕まらないのかと。
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これは初見。食べられそうで、うまそうで思わず口に含みそうになりましたが自重。さわってみるともっと食べたくなったんです。なんという実かな??? 知っている方がいたら教えてほしいな。ともあれ山は秋の気配ですね。
さてだらだらと際限もなく綴ってます。馬のなんたらです。短くともきらっと光るそれを心がけなければなりませぬ。ではまた。