衣食足りて礼節を知る

2008年11月17日

年のせいかずいぶん食べ物の好みがかわってきました。若い頃は大好きだった焼き肉なんて年に1回食べるか食べないか。ラーメンも大好物だった京風こってりはあまりおいしいと思わなくなりました。おアゲさん(一番好きな食材かな「安いな」)と菜っ葉の炊いたんなんかええですねえ。おかずなしでご飯を食べるのも得意です。大根おろしとご飯、味付けのりとご飯、卵かけご飯などなど、少ないおかずで白飯(しろめし)いっぱい食べられますよ(自慢か?「そう聞こえたら私の不徳の致すところです」)。食べること自体は大好きなんで、基本的に好き嫌いはなく、なんでもおいしくいただくようにしてはいます。(ただ、ケーキや饅頭など甘いものはあまり食しません。サツマイモ、カボチャも得意ではないですね。あと幕の内に入っているあの甘い煮豆,、そうめんなんかに入っているさくらんぼ、みかんは許せませんね「なんや、けっこうあるやん、食べへんもん」だね)出されたり、入っていたりしたら、極力食べるようにしていますが、残してしまうこともあります。ごめんなさい。
なんでも日本の食糧自給率はエネルギーベースで40パーセントとか。ということは6割が他国からのお買いもの。それだけたくさん輸入しておきながら、残飯などで捨てられる食べ物のゴミは年間で2000万㌧にも及ぶそうです。もったいないの極みですよね。先日テレビを見ていたらコンビニ(ローソン)で捨てられる食品を回収して、それを使って300円の定食を提供している食堂のことが放送されていました。棚から下ろされて実際に廃棄されるまでには数時間の時差があるので、品質的には問題がないそうです。お客さんも安価でお腹がいっぱいになるので満足そうでした。毎日来ているという人もいました。
小さい頃、祖母が食事の終わったご飯茶碗に白湯(さゆ)を注いで、米粒の残りをきれいに取り、その白湯を飲んでいた場面がよみがえります。米一粒も無駄にしない心の表れだったのでしょうか。
学生時代、諸般の事情があってけっこう食べるのにしんどい思いをしたことがあります。買い置きの即席めんとご飯だけとか、ご飯だけ炊いて塩かけて食ったりとか・・・・・・いやあ、うまかった。そのせいか自分で稼いで食べられるようになってからは、食べ物に一番お金を使った時期もありました。今でもぜいたくはしませんが、食(食材かな)に対するある程度のこだわりはあります。あまり変なもの(って何?「いや、具体名を出すのは差し障りがあります」お、えらい歯切れ悪いな。ま、ええか」ありがと。どなたがご覧になるかわかりませんので)は口にしたくはありません。おいしいものが食べたいとか、うまいまずいを云々してしまいますが、ご飯が食べられて当たり前と思わずに、食べられることに感謝しなければいけませんね。ありがたいことです、食べられ、好きな酒を飲めることは。
さて、やすみましょう。おやすみなさいませ。