ゆく川の流れは

2008年12月20日

暖かかったのかハエが一匹舞い込んできました、教室に。昨日のバッタといい、今日のハエといい、たくましく生きています。いずこに潜んでいたのでしょう。
ハエといえば、北海道にいたころ牧場近くの官舎(父親は陸上自衛官でした)にいたので部屋ん中うんうん飛んでました。で、そのハエを俺が丸めた新聞紙で打ち落とすんです(ごめんなさい、ハエさん)。当時はそれが当然、誰でもできることだと思っていたんです。ところがそれから時を経て、同じようにやるとできない。
「ん、あれ? どして」としばし考え、いきついた結論は・・・・・・剣道をやっていたからできたんです。おもしろいように命中しました。記憶では13匹をしとめました、最大(最多)。戦国後期に名をはせた、かの塚原卜伝は飛ぶハエを箸でつかんだといいます。もちろんその剣客と私を比べるつもりは毛頭ありません。ただ当時はほんとにできたし、できた自分がすごかったなと思います。(って、けっきょく自慢してるんとちゃうの。「そう思うなら思っていただいてけっこうです」)
年をとるとできなくなることがふえますよ。なんか切羽詰まったり、追い詰められたりすると頭ん中で脳細胞が“ピシッ、ピシッ”と音を立ててつぶれていくのを感じたことはありませんか? その音が聞こえるたびに老化を実感します。そう、これはずいぶん前から自覚しています。なにか追いつめられると、頭のどこか、身体の、いや、やっぱり脳の中だな、から“ピシ、ピシ”音が聞こえます。そのうち、いや近いうちに脳卒中でおさらばしますかね。(いやいや「憎まれっ子世にはばかる」といいますから、あなたは長生きします。"別に長生きに執着はないねんけどね"そうか、ほな、まあ太く短くいきるんやなあ。がんばりや、余命を」
さてねましょう。