読書は楽し!!!!

2009年01月16日

角田光代さんの『エコノミカル・パレス』を読みました。『キッドナップ・ツアー』以来の2冊目かな。いや随筆1冊読んだかな。後者のほんわりした内容とはまったく趣を異にするもの(そらそうか、後者は児童文学やしな)ですが、面白かったです。34歳、フリーター(女性)が主人公。「そうか。こんなんも書かはんねや」という感じ。どっちが先なんでしょうね。
随筆も軽く読めていいし、それなりに得るものもありますが、後に残らないこともありますね(俺の記憶力の問題か)。その点、小説の面白いものは、次にいかなる展開を見せてくれるかが気になってついつい朝方まで読んでしまい、朝つらくて後悔することも多いです。
そういえば芥川賞に津村記久子さんの『ポトスライムの舟』、直木賞に山本兼一さんの『利休にたずねよ』と天童荒太さんの『悼む人』が選ばれましたね。京都に縁のある人の受賞、うれしいのは俺だけでしょうか。津村さんは大谷大卒、山本さんは同志社大卒、北区在住というではありませんか。3作ともまったく知りませんが、機会があれば読みましょう。
読書はいいですよ。読むことでその世界に引き込まれます。しょせん一人の人間が生きたって、実際に己が体験できることなんてたかが知れています。現実ではけっして経験できない世界へも連れて行ってくれます。まだまだ書こうと思えばあるんですが、眠くなってきました(酔うたんやろ「とも言えます」)。これ以上はきちんと論理的には無理です(「これ以上は」って今まで論理的やったん?)。寝ましょう。やすませてもらいますね。