天神さん

2009年03月06日

今日は京都府の公立高校入試。雨の中、恒例の天神さん詣でをやりました。自分のことで神頼みをすることはないのですが、またお参りしたからどうということもないのですが、いつの頃からか毎年行くようになりました。今年度も小学校受験から始まって何回行ったことやら。
雨ですが、梅の時期ということもあり、予想以上の参拝者でした。
「梅一輪一輪ほどのあたたかさ」嵐雪。今日の雨には春の暖かさを感じました。
「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける」紀貫之。雨の中、ほのかにその芳香は心地よいものがありました。

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うれしいことが。
うちの講師のご子息が、とある国立大学の医学部に合格。高2まで個別に来てくれていたこともあり、お母様からメールをいただいたときには目から鼻水がこぼれそうになりました。本当によかったです。
所属する連盟の先生のブログにも大学の合格発表を2人で見に行き、掲示板の前で抱き合って涙を流したというくだりがありました。その先生のお人柄がよ~くわかります。育てた、いや育てたなんておこがましい、がんばった生徒たちが志望校に合格する、これほどうれしいことはありません。塾の講師をやっていてよかったと思える瞬間です。
休み時間が終わって教室へもどると一人の生徒が熟睡。ゆすっても、名を呼んでも起きません。起こすのがかわいそうなくらいぐっすり眠っています。
「いろいろ疲れてんねやろなあ」と思いみなでしばし観察。かわいい寝顔です。仕方なく起こしたときは、本人は塾にいるという現実が理解できていなかったようです。朝早く起きて学校へ行き、授業を受けてクラブをし、ゼミにやってくるんだから無理もありません。写真はもちろん本人の承諾を得て載せています。

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夕刻、電話。誰かなと思い出ると、中3のSくん。
「無事、今日入試を終えました。ありがとうございました」噛みつつのご丁寧な報告。
「お、ありがとうな。えらいかんでるやん」と返しつつ、目が潤みました。
「できたかテスト?」
「あ、はい。できました」と頼もしい返事。
「こっちこそありがとうな。長い間、ご丁寧に。お母さんによろしくな」とかみつつ電話を切りました。
彼との付き合いは4年です。ほんとにありがとう。
みんなが合格することを祈りつつやすみます。
ありがとうござます。