若気の至り

2009年04月17日

A中学の女子生徒を見かけました。制服なんですが、下がスカートではなくスラックスでした。
「ほう、遂に女子もスラックスが選べるようになったんだ」以前から女子はスカートと決められているのはおかしいなと感じていたんです。まあ男子がスカートを選択すればおかしなことになりますが、スカートをはくのが嫌な女子は絶対いるだろうと思っていました。
他中学ではどうなんでしょう。A中が特別なんでしょうか。ちなみに私が過ごした釧路では寒さが理由で冬にスラックスをはく女生徒はけっこういたように記憶しています。
中学、高校時代は黒い学ランでした。中学は制帽もあり、鞄までも白いズック製の片がけの指定がありました。頭は坊主。3年からのばしてよくなりましたが、前髪は眉にかかるな、横は耳にかかるな、後ろは詰襟のカラーにかかるなという制約があり
「どこが長髪や」と反発しました。
けっこう粋がった、生意気な中高時代を過ごしました。先生にすればとってもやりにくい、かわいくないやつでしたね。(今でもそやね「出たな、お主」あんたが出したんやろ)
授業中に机の下で弁当を開いたこともありました。ばかですね。自分では気づかれていないと得意になっていましたが、今逆の立場になってみるとそのときの先生の寛大さが身にしみます。自分の愚かさが恥ずかしいです。若気の至りです。当時の先生方申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。
今さら詫びても手遅れです。お亡くなりになった師もいらっしゃいます。それは止む無し。そのときの生徒が50を超えましたからね。北海道東部の一応進学校、釧路湖陵高校。個性的な先生方がいっぱいいらっしゃいました。生徒もなかなかに優秀な人が多かったです。
中でも生物のE先生(残念ながら故人です)。いきなり初回の授業で
「君たち、大便("うんこ"と言われたかもしれません)した後、紙を何枚使う? 10枚くらいでは大腸菌を防げないんですよ。少なくとも20枚は使わないといけません」
「ガ~ン、ン、ン、ン、ンンンンンン」と衝撃を受けました。それ以来ず~っとトイレットペーパー20枚重ねを実行しています。三つ子の魂ではありませんが、若いころの師の教えは心にしみているのでしょうか、なんでもいいからそんな印象に残る話をできる講師になりたいですね。