所変われば品変わる

2009年04月23日

朝走り、空腹になにを食べようと、おにぎりを買って食べました。
おにぎりを買うようになったのはいつころからでしょうか。初めて見たのは京都で学生生活を送るようになってから、いやもっと後かな。とにかく大丸かどっかの地下食料品売り場での記憶があります。
「おにぎりが売られている・・・」とたいへん驚きました。おにぎりは炊いたご飯で家庭で握るのが相場でした。今じゃ当たり前に売られています。具も種々さまざま、味ご飯もいろいろあります。目移りします。ただ個人的には「ツナマヨ」などマヨネーズが入ったそれは許せませんね。私の辞書にはマヨネーズのおにぎりは存在しません。でも人気なんですよね。私はぜったい買いません。それしかなかったら買わずに空腹を我慢する方を選択します。そう言えば朝起きて腹減って、食いもんがないとマヨネーズを胃袋に流し込んだという剛の者がいます。
もうひとつおにぎりといえば思い出が。伊丹から釧路に引っ越して初めての遠足です。
弁当を開いてさあ昼食というとき、私の弁当箱を見た友人が
「うわあ、露原君の弁当見れ(北海道弁では命令形は「やめろ」が「やめれ」になります)。箱に入ってるし、おにぎりの形(俵型のりくるりん)がちがう」と叫びます。それを聞いた他のみんなも私の弁当をのぞきこんで、口々にはやし立てます。
「・・・なんでや? 別に普通やで」と思ってみなのそれをうかがうと、大半は弁当箱なし、でっかくて丸いおにぎりをアルミホイルでくるんだだけではありませんか。しかも中身はご飯の白い部分が見えないように全身をのりが覆っています。
「そ、そうか。こっちではこれが普通なんか」。帰ると早速母親に報告。次回からは同じようにしてくれることを頼みました。「ところ変われば品変わる」を実感です。

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[「もっこうばら」があちこちで満開です。「木香」なんですね、漢字は。「はなみずき」もそこここで咲き始めました。あそうか、あれは花ではないので正確ではありません。なんと表現すればよいのでしょう。ま、とにかく春爛満です。