おつかれさまでした

2009年09月05日

悲しいお知らせです。散髪に行ったんですが、俺の前にしていた人とおっちゃんの会話が耳に入り
「ん?」とは思っていたんですが、どうやらお店を閉めるようです。いつかは来るとは思っていましたが、残念です。
「ちょうど50年、もう74歳やし」
「そうですよね。温泉に行ったり、ゆっくりしはったらいいですやん」と言いつつも動揺している自分がいます。下鴨に住み始めた1984年(たぶん)から、引っ越してもず~っと行ってましたから25年のお付き合いです。初めて行ったときのことは、今もよ~く覚えています。なんか俺がいろんな散髪屋さんへ行ったというような発言をして
「そんなあちこち変えて行ってんのか?」
「いや、そうじゃなくて、けっこう親の転勤とかであちこちに住んだんですよ、だからです」
「そうか」ということで話がはずみました。以来1回だけやむない事情で浮気をしましたが、それ以外はすべていつも刈ってもらってました。座れば
「せんせ、いつものようでいいですか。ちょっと短めにしとこか」
「あ、はい。お願いします」の25年間でした。
俺これからどうしたらええねやろ。どこで髪切ってもらうの? ずっと伸ばし続けよかな・・・・・・んな訳にもいかないし。
「写真撮らせてもらっていいですか。毎日ブログ、えっとパソコンのホームページにしょうもない文章を書いているんですが、そこに載せてもええですか?」
「ええよ、ええよ。あの前に聞いたやつやね」
「そうです、そうです」と言いつつここでPCに向かって実演。このおっちゃんすごいでしょ。74にしてインターネットができはんねんから。

P1040989.JPG

ということで撮らせてもらった一枚です。
ご主人と奥さまと愛犬のポピーちゃん(18歳。長寿犬で京都市から表彰されています)です。お世話になりました。
おっちゃんらにまさか泣き顔は見せられへんし、手を振って元気にバイバイしましたが、自転車に乗って走り出したとたん涙がでてきて、あやしいおじさん涙目の帰路でした。
十分以上にがんばってきはったと思います。ゆっくりしてください。
俺にもいつかそういう日が来ると思ってがんばります。