筒井康隆さん

2009年10月15日

衣中の3年生がインフルエンザで大変です。今日は4人が休んじゃいました。月曜から始まる予定のオータムテストが一日延期で、火、水になりました。今かかっていない生徒がうつってテスト本番を休むのはつらいし、今かかっている生徒が、しんどくて勉強できないのもかわいそう・・・・・・なんとも罪作りなインフルエンザです。罹患中の人は早くよくなって、まだの人は少なくともテストが終わってからうつるように祈ります。
筒井康隆さんの『七瀬ふたたび』を読みました。精神感応能力者(テレパス)の七瀬が主人公です。特にそっち方面に興味があるわけではないんですが、第一作『家族八景』で、その世界に見入られました。氏の作品は若いころ片っぱしから読んだ時期がありました。すぐ思い出すのは『メタモルフォセス群島』です(たぶん)。SFのショートショートのようなのばかり手当たり次第でした。かなりおかしな、怪しい世界だったような気がします。また紐解いてみましょうか。彼は何年か前、断筆宣言をして話題になりましたね。
去年、いや今年かな『わたしのグランパ』という書を手にし
「こんなんも書いてはんねや」と再び親交を深めています(向こうは知らんわな。あんたの勝手や「です」)。
で『七瀬・・・』ですが、彼女は精神感応能力者(テレパス)、人の心が読めるんです。恐いですね。自分が邪なことを考えているのがすべてお見通しです、その能力がある人には。他にも予知能力者や時間、空間移動能力者も登場します。どちらといえば第一作の方がおもろかったですね。
こういう世界を信じる訳ではありませんが、あり得ない(ほんとはある?)場面に遭遇させてくれる本の世界はすごいです。
インフルの早めの終息を願いつつやすみましょうか。