秋、銀杏、松茸

2009年10月26日

秋の味覚、銀杏です。子どもの頃は嫌いでした。茶碗蒸しなんかに入っていると嫌々食べた思いがあります。今は好きですね。大人になったからでしょうか(口と体だけな。後はあんまし成長してへんで)。
けっこうそういう食べ物があります。
白菜の白くて固いところや大根は好みませんでした。今は大好きです。秋刀魚のはらわたなんか絶対だめでしたが、最近はその苦みに舌鼓を打ちます。

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秋の味覚と言えば松茸さまがいらっしゃいますよね。こちらの方はおいそれと口にできません。昨日寺町の専門店で丹波産が鎮座ましますのをちらと目にしました。大きさにもよりますが一かご1万円~数万円していました。う~むむむ。子どもの頃はさして裕福でもない我が家でも口にしていました。焼いて裂いて酢醤油で食しました。今ではできない贅沢な食べ方です。当時は安かったのでしょう。

今は物の面では豊かになりました。物価は上がっていますが、昔に比べればたやすく食べ物が手に入ります。入手しやすくなったぶん、ありがたみはうせたのかもしれません。溢れかえるほどの食材に囲まれ、グルメ番組では、これでもかのおいしいもの紹介が行われています(実は食べ物番組は大好きです。自分ではなかなかお目にかかれないもんがいっぱいでてきて楽しいです)。

1年間で出る食品ゴミは日本だけで1940万トンになるそうです。これは大阪ドーム16杯分だそうです。調べてみると世界での一日の餓死者数は4万人、1年では1500万人にも上るそうです。片や飢え死に、こなたでは飽食。このちぐはぐをなんとかできないものでしょうか。もっとも今や日本でも職を失い食べるにこと欠く人も大勢います。少なくとも食べられることに感謝して生きようと思います。

授業途中の休み時間に事務室へ戻ろうと校舎移動。玄関を入ると大きな人影。びっくりしてよく見ると高1のNくん。
「お、久し振り。どないしたん。びっくりしたやん。元気やったか」
「あ、え、あの国語でわからへんことがあるし聞きたいと思いまして」
「あ、俺まだ授業中やし、ちょっと待ってな。あ、そや上に国語わかる先生が空いてるし、聞いてみ。上がって右の教室やし。言うとくわ」
「あ、はい。ありがとうございます」
数分後、その講師曰く
「あのNくんやったんや。めっちゃ成長したなあ。わずか半年であんなん大人になんねんや」(ため口なのは娘だからです)
「野球部で鍛えられてるからな」
「そうかH高の野球部かあ」そう、いつも思います。高校生になると急に敬語がきちんと使えるようになるのにはいつも驚かされます。とりあえず元気そうやったし安心。

夕方にはH大4年のIくんにばったり。まだ就職が決まらないという厳しい現実に遭遇。世の中やはり不況なのか大変です。「がんばれよ」というしかなかったですね。

朝起きると雨でしたね。雨の日はなぜか物憂くなります。ちょっと(かなり)だらだらしてしまいました。これではいけません。明日からは何もなくとも早起きをすることを誓います(あ、言うてもた)。