散髪

2009年11月17日

この間から懸案だった(たいそうやな)散髪に行きました。20年来のなじみの散髪屋さんは高齢、手術のため休業中なのは以前にお伝えしました。さてどこへ行ったものかと、ここしばらく思案中でした。
「近所にも何件かあるし、あちこちにいっぱいあるし……どこ行こうかな。今さら新しい店へ行って、そこの人と一から人間関係(たいそうやな)を築くのは面倒だなあ……」と。
いっそいつかどこかで見たチェーン店、かつ迅速格安店へ行けばいいかと思い、ビブレ北大路のQBハウスの門を敲きました。いや推したかな(推敲)。
勝手がわからないので、入る前に逡巡。入ると思しき初老の方にゆずります。その方が券売機のようなものに1,000円を投入(挿入)。俺はどうしていいかわからず先の方に
「すんません。いくらですか? どうしたら……」
「1,000円やで、あそこで券買うね」
「あ、はい」券を買って待つ姿勢。俺に席を譲ろうとする先の初老の方の申し出を丁重に断り、その方の次の席に座ります。
「安いやろ4分の1やで」
「あ、はい。そうですね」けっして以前のおっちゃんとの関係を否定はしませんが、値段だけを考えると確かに違う。では人は何を求めて4倍を払うのか……今日のところはようわからんという結論にしておかせてくだせえ。
落ち着いて見回すと3席満席。
「ふむ、待たされるかな」と思いきや、本を開く間もなく1人が終わり、先の(ばっかりやなあ)方が椅子へ。仕組みを理解する間もなく、俺の番。
椅子前の鏡の部分が開き上着や手に持った袋、傘が収納されます。
「どんなふうに?」
「いや、前髪は…で、横は耳に…」という会話が億劫だったのでこの日のために撮り置いていた写真を見せて
「こんな感じで」
「つけないでこれですか?」(え? つけないで???)
「つけないでって、何を?」
「いや、整髪料とか」
「あ、はい」で始まった調髪。はさみを使ってあっという間。ホントにあっという間でした。刈った毛の後始末は掃除機で吸い込む感じです。いやいやびっくり、8分くらいのできごとでした。
1,000円ぽっきり、10分たらず。「いらち」の俺にはぴったりかも。
仕上がりは Not bad. いや悪くない。十分なできあがりです。
散髪実況中継でした。

今日は寒かったですね。冬到来でしょうか。
みなさまお風邪をめしませぬようにご自愛あれ。