裏面、表面、側面

2009年12月03日

走ろうと思って目覚めるとあいにくの雨。
「んんん~む」残念。
「あいにく」と書きましたが、それは走ろうと思った私の立場での「あいにく」。ここのところ雨が降ってなかったので、畑をやっている農家の方には「恵みの雨」かもしれません。
「事業仕分け」で税金の無駄遣いを洗い出し廃止や削減を進めるのは納税者としてはありがたい。ところが拠出金が削られたり、廃止されたりした側にとっては「そんなばかな」ということもありえます。
選手強化費など予算を削られそうなスポーツ界ではメダリストらが「異議」を表明する会見を開き、科学技術予算を縮減されそうなことに対してノーベル賞受賞者らも猛烈に反発しました。
「天下り」にしてももちろんいけないことですが、えらくなれない官僚を抱え続けるとその人件費が税金として必要。無用な官僚を天下らせることでそれを減らすという側面もあるようです。
そう、物事には表と裏、いろいろな側面があるのも事実です。一面からだけ事象を見て判断をしないように気をつけましょう。

『阿寒に果つ』おもしろかったです。あまり出あったことのない構成でした。渡辺氏の私小説的な面を持つものだと思われます。奔放に生きた天才少女画家、純子の自殺を20年後に検証をするという形で物語は進みます。
自分が過ごした北海道よりさらに前の時代設定です。釧路では馬橇が出てきます。自分が高校生だったときの恋愛に重ね合わせるように読みました。俺がいたころも車道を馬橇が走っていましたね。いやあ古い話だ。30年以上前です。実に長く生きたものだ…………
変わって『あんな作家こんな作家どんな作家』阿川佐和子さんを進めています。名は知っていても読んだことのない作家の面々がインタビュー形式で登場されます。次に読む本を探す際の参考になります。
さて寝なければ。いつも思いつくまま脈絡のないことをつづります。お付き合いくださっている方、ほんとうにありがとうございます。
おやすみなさいませ。

そう、「新着」にも書きましたが、今日また一人高3生が短大合格を決めました。うれしかったです。ホッとしました。よかったです。