まっすぐにね

2009年12月20日

池永陽さん『水の恋』と伊集院静さん『水の手帳』を読みました。偶然ですが「水」続きです。前者は岩魚釣りや児童虐待のからむ恋愛ロマン?です。妻と亡き親友との過去に疑念を抱きつつ、その真相を探る主人公、昭を中心に物語は進みます。
後者は突然訪れた母の死。その母が残した手帳と3枚の写真をもとに妃手子(ひでこ)が自分の知らない母の過去、そして自らのルーツを求めセーヌへアフリカへ、そして釜山を訪れます。
どちらも佳作。おもしろかったです。作家ってすごいですよね。何もないところから読者を惹きつける話を紡いでいくのですから。
これでやっと81冊です。100は無理でもなんとか90は超えたいものです。

今日は男子の高校駅伝を応援しつつ軽く走りました。テレビに映った俺の姿を確認した人はいないでしょうかね。千北のあたりでカメラがこっちを見ていたような気がしないでもないんですが・・・8㌔走って68です。
当たり前ですが彼らは速いですね。トップ選手は㌔3分ちょいのペースで突っ走っていきます。遅い選手たちだってすばらしい力走を見せてくれました。勝っても負けてもこの都大路を走ったことは彼らの大切な青春の1ページとしてその胸にしっかり刻まれることでしょう。
衆目を浴びて誇らしいでしょう。一生懸命練習を積んできたからこその栄光です。お疲れ様でした。レースを終えた今その感激をじっくり味わってほしいですね。走れなかった人や支えてくれた人に対する思いやりや感謝も忘れずにいてくださいね。

ブックオフで荻原浩さんの読んだことがない本を2冊見つけ、迷わず(いや実は迷った。105円じゃなく300~400円だったので)買いました。あと奥田英朗さんのを1冊。先日お会いしたある方に勧められました。楽しみです。それと国井律子さんという人のバイク旅行記も1冊。(これはあっという間に読んじゃいました。道東が取り上げられていました。これで82冊ですね)

本を読むのもよし、走るも可。つまらぬブログも許しましょう。せやけどもっとやること、せなあかんことからやらんとな。
本を読むのはある意味「現実逃避」と思っていましたら、先のお会いした方から同じセリフをいただきました。正直それは思います。どこか今ある生を避けてんねんやろね。
まっすぐに「生」を見つめて生きないとね。