1200分の22、100分の1

2010年01月03日

「箱根」は東洋大学の総合優勝で決着しました。
昨日の柏原選手のように活躍した人もいれば、思うように走れず悔しい思いをした選手も多いことでしょう。勝った負けたや、速い遅いは別にして、懸命に走るその姿は胸を打ちます。思わず目頭を熱くしたのは俺だけではないでしょう。
仕事や入試は結果がすべてです。いくら過程で努力しても結果が出なければそれは徒労です。とは言っても成功には努力は不可欠です。がんばりなくしての成功がないのも事実です。だから一心に走る彼らの後ろに今までの汗と涙が感じられるからこそ、その姿に心打たれるのでしょう。

年末年始で奥田英朗さんの『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『町長選挙』の連作3作を読みました。精神科医伊良部一郎のハチャメチャな言動にはおおいに笑えます。
やってくる患者は一塁へ送球できなくなった3塁手や先端恐怖症のやくざ、自分の美貌を維持するために摂取したカロリーを消費するのに躍起になる女優。それこそいろいろな人間像が現れます。
どこかみんな何かを抱えて生きているんでしょう。不安神経症、パニック障害、強迫神経症など。思い当たる節がなくもない俺は神経科行きかもね。

今日は天神さんへ向かいました。とてもの人出で本殿へ行く気にはなれませんでした。さすがに天神さんを実感しました。

昨日、今日と走って22㌔。本は今のところ1冊。長い道のりです。日々の積み重ねというのはわかっていても気が遠くなります。1200分の22、100分の1しかできていないと思うとしんどいね。まあ、しかしこつこつやらせていただきます。