バベルの塔

2010年01月05日

アラブ首長国連邦の首都ドバイになんと800㍍を超える超高層ビルが建ったそうですね。信じられません。比叡山の高さが848㍍ですから、ほぼそれと同じ高さのものが平地からいきなり屹立している訳です。そんなことが可能なんでしょうか。
およそ160階建て、総工費は約1400億円だそうです。なんとも言葉を失います。上層階からの眺めはいかなるものなんでしょう。私は遠慮しますが、きっとすばらしいんでしょう、かね。
高層ビルと言えば『タワーリングインフェルノ』という映画を思い出します。手に汗握る高層ビル火災がテーマでした。ラストシーンでS・マックイーンが何か小粋なせりふを吐いたのが印象に残っています。
「アメリカ人ってかっこええこというなあ」と思いました。(で、何て言うたん?「忘れた」)
あの映画は確か手抜き建築が原因で火災が起こりました。かなりの迫力でした。きっと今見ても十分楽しめるでしょう。
現代の技術の粋を極めた近代建築、ドバイのビルにそんなことはないんでしょうが、いったいどのような構造になっているんでしょうか。前近代的、超アナログ人間の俺には立っていること自体が理解できないもんね。
なんか「バベルの塔」が連想されませんか。あの、例の人間の傲慢に対し神が鉄槌を下したというやつです。ドバイショック以降かの地の経済状況も芳しくはないようですが、石油の力に任せて驕るのはええ加減にした方が「ええと思います」。

今日は歯医者の後、なじみの都麦出版さんへ。教材を取りがてら社長さんに年始のご挨拶に。社員の方々と挨拶を交わしました。と一人の方がつかつかと前へ。
「大久保です」
「あ、やっぱりどっかでお会いしたと思った。あの絵を描いていた・・・・・・」
「あ、そんなことも覚えていてくれてはるんですか」
「覚えてるよ」との会話を交わしました。そう彼女は控えめな子で、いつも優しい笑みをたたえていました。お姉さんもきてくれていました。お母様も絵を描かれる方だったと記憶しています。
「ご縁あってしばらく前からこちらでお世話になっています」
「そうなんだ」中3のときと変わらぬすてきな笑顔に出会えて今日は幸せでした。

その後、今日しか時間がないかもと天神さんへ。受験生の合格祈願と俺の人生の幸せを(ちゃうか)お願いに行きました。混雑具合はかなり緩和。駐車場もまったく待たずにすんなりでした。
天神さんのえらいところは駐車場が無料です。だいたいどこでも駐車場代はいる、拝観料はいるという寺社(「寺」はたいがい両方必要です。神社はちょっと事情が違います)が多い中これは特筆もんです。悲しいのはそれを悪用される方がいるので、天神さんも自衛措置はとっていらっしゃいます。
昨年の天神矢(いわゆる「破魔矢」)を納め、今年のを授かりました(というのかな。お金払っているし「購入」かな。ところでお守りとか破魔矢を買って領収書ってもらえんのかなあ)。
やることいっぱいあって忙しいけれど、せっかく来たし
「まだ梅は咲いてないやろなあ」と思いつつ境内を探索。ありました、二株ですが、遠慮がちに咲いている紅梅が。例のごとく焦点の甘い写真ですが、ご覧ください。

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梅はまだ咲き初め。盛りにまた参りましょう。受験生の合格の本願祈願にね。
では、また。