おんごろもち

2010年02月03日

自転車の前にかわいい赤ちゃんを乗せた若~いお母さんが突然私に
「つゆはらせんせ」
「???????えっ誰?わからへん」
「I なっちゃんです」そう言われれば、まさしくそう。
「あれえ、ぜんぜんわからへんかった。顔やせたなあ。中学高校の時はもっとふっくらしてたやん」
「そうあのころよりはやせたかもしれん」
「いや、この間お母さんが来はって、なっちゃんのことしゃべっててん」
「今ちょうど実家行ってきてその話してたんです」
「いくつになったんや」
「今年で23になります」
「そうか。ちゃむいかあ(これは赤ちゃんに話しかけた言葉です)。唇なめたらいた、いたなんで。泣くかなあ、こんなおっちゃんに話しかけられたらな」とかなんとか言いながら再会を約しました。
「またゆっくり来てや」

節分でしたね。「恵方巻き」とやらが世間をにぎわしています。私の子どものころはありませんでした。少なくとも、知りませんでした。53年間やったことないな、たぶん。第一あんな太い巻きずしを1本食べたら腹ぽんぽん。外になんにも食べられませんやん。これもすし屋の陰謀か?
伝統行事を大切にするというのはけっして悪いことではありません、いや風土に根付いたそれは大切にすべきだと思います。ただあまり商売っ気がでるとげんなりかな。間もなくその商売っ気たっぷりの日が来ますね。俺の中学のころからかな、けっこう騒ぎ出したのは。でも俺は疎くてあまり関心なかったな。ある日学校へ行ってげた箱を開けたらチョコが入っていて驚いた記憶があります(さりげなく自慢してるやん。「いや、そんなつもりでは・・・・・・」)。

伝統行事といえば西賀茂鎮守庵地区では「おんごろもち」の日です。「おんごろもち」とは「土龍=もぐら」のことのよう。それ以上のことは調べましたが、今のところわかりません。節分の夜、地元の子たちが鉦や太鼓をたたきながら家々を回ります。去年はちょうど休み時間に来たので1000円を進呈(奉納? 寄付? 献上?)しましたが、今年はあげられませんでした。ごめんなさいね。一応1000円を用意はしておいたのですがね。

伝統は大事、進取の気概も肝要。古きを守りつつ新しきを取り入れることを日々心がけましょう。
では、また、お目にかかりましょう。