重松清さん 『ビタミンF』 しみました 

2010年05月18日

重松清さんの『ビタミンF』を読みました。実は読み始めて前に読んだことに気づきました。が、かまわず読み進めました。
「37、8歳って中途半端だよな」と作中人物に語らせます。7編の短編の主人公はいずれも37歳。若くもない、といって枯れるには早い。確かにそういう年齢でしょう。結婚し子ができ安定しているようで不安を抱える。家庭でも会社でも己の居場所があるようでない、それを確保するために懸命に気張る。我が子の心配もあれば老い始めた親のことにも心が及ぶ・・・・・・
切なくもあり、空しくもあり、悲しくて、うれしくて、ちょっぴり元気づけられもしました。親子とは夫婦とは人生とはを考えさせられる1冊でした。何が正しき人生なんでしょう。正解はないのかもしれません。死ぬときにそれがわかるのかもしれませんね。50冊目の節目にはいい選択だったかな。

P1060356.JPG

修学旅行に行った中3のNHさんがお土産を。今年は少ないですねえ。男ばっかりな学年なんで、さもありなんとは思っていましたが、ここまで思い通りだと、ちょっと寂し・・・・・・かな。年によっては山積みの時もあんねんけどね(別に見栄張らんでもええで)。
そう、まあ、そういうときもありますわな。

『ビタミンF』深くしみました。俺も子どもたちのどこかにしみる日々を送らにゃね。

雨が降り始めました(今00:35です)。朝から湿り気を帯びた空気が佇んでいました。あの、なんとも言えぬ、そう、なんでしょう・・・・・・表すなら「もんわり」。匂いとしては初夏、雨が降る前の埃っぽい空気のそれです。

明日は雨でしょうか。自転車の日なんですが、出る時に降っているとさすがに自転車は萎えますね。「晴れ」は無理でもなんとかチャリンコで行ける天候を願いつつやすませていたら(「だ」じゃなくて、わざと「ら」です。誤字にあらず。俺の今の状態です『ようわからんなあ。単に酔うて呂律が怪しいんか』そういうことにしておきましょう)きます。相も変わらず馬鹿炸裂です。

では、ね。