温もり

2010年12月24日

ゼミに着いて郵便受けから新聞を取り出すと手紙が数通。中に一通エアメールが。
「ん?」見るとニューヨークの絵葉書、心当たりなし。裏を見るとカナダから、思い当たる節なし。差出人を見ると Air Mail Par avion のシールからのぞく名前はAさん。(真っ先にそれに気づきいや「だね」)
彼女は紫野Ⅲ類からK大に進み卒業後、留学準備中までの情報はありました。どうやらカナダ、オンタリオに滞在中のようです。

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「お久しぶりです。TAです。覚えていらっしゃいますか?」とあります。
「覚えてますよ。忘れるわけないでしょ」と葉書に突っ込みます。

いろいろいっぱい、いろんな経験をしたようです。うらやましいですね。俺も許されるなら今からでもやってみたいです(語学力が無理やろ「はい。ですね」)。若いうちに経験できることはなんでもするべきですよね。

自分の学生時代を振り返るとクラブのみでした。それはそれで満足していますし後悔はありませんが、今ならもう少し違った学生時代を送ったかもしれません。目的意識のある学生さんにとって今の世は恵まれているのかもしれません。不況でなんだかんだ言っていますが高望みをしなければ十分生きていける環境はあると思います(かなあ、きっと)。それが許される背景はあるんじゃないでしょうか。俺なんて食べるだけでやっとやったもんな。いろいろ苦しいことあったしなあ・・・・・・いや、ごめん。愚痴はよそう。

閑話休題。

彼女の手紙に「今でも"バリバリ"生徒を教えていらっしゃいますか? 通っていたころのことが今ではとても懐かしく思えます。先生、これからもがんばってください!!」とあります。いまでもばりばりやっています。ちょっと年老いた感は否めませんが、まあやっています。

ひさびさにいただいた元気な手紙。ありがとうございます、TAちゃん。返事書きますね。でも
「Fall semester も終了し、私は日本に帰ります」とあるなあ。もうすぐ帰るんやろか? いるうちに返事せなあきませんね。

教え子からの便り、彼らとの再会、消息を知る。すべてうれしいですね。教えた子に教えられ、いや教えられずとも、その後の人生にふれられるだけでも幸せです。

うれしい便りでした。メール全盛の時代です。その利便性は否定しませんが肉筆の手紙、文面は何にも勝る温かみが感じられますね。

今まで出会ったそのみんなの人生の幸せを願います。
けっして見知らぬ人の幸せを願わないわけではありませんよ。この世に生ある方々みんなの幸福をいつも願っています。

そう『きらきらひかる』を終えました。103冊、史上最多です。よく読みましたね。あと少し上積みしましょうか。