キャッツ

2011年01月02日

CATSを見てきました。ところは横浜みなとみらい21のCANON CATS THEATRE。
まったく何の予備知識もないままに始まりました。二部構成の一部はちょっと途中で眠くなりました。
「ん~ん・・・・・・ミュージカルはなあ、高尚過ぎて性に合わないかもなあ」

二部が開幕。幕間、なんかお腹が痛くなりそうで不安でした。
ところが二部が始まるやいなや腹痛なんてどこへやら。一部と違ってストーリー性のある劇が繰り広げられます。さまざまな舞台装置も活躍、役者さんたちの登場も意表をつきます。どこから出てくるか予想もできません。なにか気配を感じると思うと通路を「ねこ」がすり抜けます。音響もすごい。胸に、腹に響きます。
息をもつかせぬ場面が展開されます。

役者さんたちの歌声がすばらしい、踊りも。それらが芸術的に専門的にどうすごいのかは私にはわかりませんが、自然に拍手が沸き起こります。心の底から出てくるそれです。
最後の場面が終わったとき熱いものが頬をつたいました。正真正銘の感動でしょうか。客席に下りた「ねこ」さんとも握手をしてもらいました。

アンコールに応えて何度も役者さんたちが登場。すばらしい余韻に浸ることができました。思わず知らず手を大きく振っている自分がいました。
「ここで拍手をしたらまずいだろうなあ、俺そんな雰囲気つかめへんしなあ」と冷静に考えつつも手をたたきたくなる衝動を抑えました。

1983年初演以来7,000回を超える日本ミュージカル史上空前のロングランの理由はどこにあるのでしょう。芸術音痴の私に
「機会があればまた見てもいいかな」と思わせる魅力は何でしょう? わかりません。役者さん始めそれを支える裏方さん、監修(?)の浅利慶太さんの情熱でしょうか。
私なりの結論は客席と演者さんたちとの距離の近さかなあ、と。

真髄は思わず落涙、そこにはきっと本物があったんでしょう。

わざわざ行った甲斐はありました!!!!!です。

今日は今少し語ろうかな(もうええて)と思いましたが、このへんにしときましょ。

なんか関西弁に飢えてんなあ。