甲乙つけがたい出会い

2011年05月16日

ここのところ新しい作家さんとの出会いに恵まれています。
読む人読む人みんなおもしろく、外れがないんです。
白石一文さん『永遠のとなり』、糸(ほんとは「糸」が横に二つ並ぶ「いと」なんです)山秋子さん『イッツ・オンリー・トーク』、瀬尾まいこさん『優しい音楽』、仙川環さん『潜伏』、西加奈子さん『さくら』などなど、そのすばらしい出会いをあげれば枚挙に暇がないくらいです。甲乙もつけがたいです。

「生きる」とは「人生」とは「愛」とは「家族」とはをしみじみじんわり、ほのぼのふんわり、ときに厳しく突き刺さるように味あわせてくれます。現実では体験できない世界をさまようことができます。ある意味現実逃避の面は否めませんが、現実の中には小説以上の展開が待ち受けていることもあります。「事実は小説よりも奇なり」を地でいくことも現実にあります。それだから人生はおもしろくもあり、悲しくもあり、楽しくもあり、しんどいこともあるんでしょうかね。

まあ生きているといろんなことが起こります。それはそれで楽しみつつ与えられた人生を送りましょう。

今日、表で雑草を抜いていると
「せんせ~」と疲れた声。見ると紫野へ通うSTさん。
「もうあかん、テスト。」
「テスト中かあ?」
「うん」
「今、高2か?」
「はい」
「まあ、そう言わんとがんばりや」と言いましたが大変でしょう。高校の勉強は難しかったですね。中学までは学年で1、2を争った、いや嘘です。まあなんとかけっこういい成績をとっていた私でしたが高校では周りの賢い人たちについていけませんでしたね。数学なんてなんとか最後までやりましたがまったく残っていません。だいたいsin cos tan なんて生きていくうえで役立った記憶はない。指数関数とか対数関数なんて言葉を覚えているだけですからね。

よくも単位をもらって曲がりなりにも卒業したものです。でもみんな賢かったなあ。しみじみ同級生の優秀さを思います。思いながらやすみます。