漢検

2011年05月24日

「漢検」さんからお電話がありました。1回の検定につき3~4回はかかってくるでしょうか。普通なら「しつこい、面倒臭い」と思うところですが、その内容、言葉遣い、物腰、すべてが完璧なんで、思わずうなるほど感心させられます。もちろん時間のないときは事情を言って改めてもらいますが、それをさせないくらいの丁寧さです。

今日の電話は
①「いつも合格率が高いのは何か秘訣があるのか?」
②「毎回20~30名以上の受験者がいるが、どうやって募っているのか?」という質問でした。
①については「秘訣はありません」とお答えしました(なんや愛想ないな)。事実ですからそのまんまに伝えました。
でも、意外だな。合格率が常に80%を超えているということと、それが「高い」ということにもね。
②については「共催塾の応援があります」と答えたかな。これもそのまんま。うちが10くらいなら先方さんも同数くらい、こっちが20なら先方が10数名とか、そんな感じですかね。

まあ漢字はなんや言うても親近感があります。ふだん一番身近です。英検、数検はどうしても勉強的で敬遠されがちです。

「漢字は基本」とよく言われますが事実ですね。字が読めへんかったら何が書いてあるかわからんし、何が問われているかもわからへんもんね。

計算も加減乗除の基本は最低限しっかりやっておきたいです。「読み、書き、計算」は大事でしょう。微分、積分や三角関数や指数、対数のそれは理系の大学へ行く人だけでええかもね。それらはまったくわからんかった。いや単位をいただくだけの努力はしたかな。まったく残っていませんが。

そこまでの難しい数学や科学の力はそっち方面に強い方に任さざるをえませんが、生きていくうえで必要な基礎知識はしっかり身につけてほしいですね。


小1のTRくんを迎えに来てくださったお母さまがゼミのツバメの巣を見つけ、感動の面持ち。
「うちにも作りかけてたんですけど途中でやめたんですよ」
「そうですね。偵察だけしてやめることもよくあるんですよねえ」とか話しつつツバメの飛来に感動できるお母さんにうれしくなりました。

「なんやそれ。どうでもええやん」で終わらせずに小さな命の存在を素直に喜べることは尊いです。なにげないこと、些細なことに気がつける余裕を持てる日々を送りたいものです。

あ、そうそう、今日久々にTIくんに会いました。小学生の授業中、ゼミの前を自転車で通りました。懐かしいのか彼も教室2階を見ていました。それを見つけた俺は授業中にも関わらず思わず窓辺へ駆けより
「おおI、元気か? 野球たいへんか? がんばれよ」
「あ、はい。ありがとうございます」とにっこり笑った顔はすっかり成長した高校生でした。言葉づかいまでしっかり大人になっていました。

いや、大きくなります。