欲張り

2011年07月27日

『やってられない月曜日』柴田よしきさんを終えました。150分の1のNゲージとやらの住宅模型を作り続ける、ぱっと見普通のそこらへんのOLが主人公です。
不満を持ちつつも趣味に生きるために仕事を「こなす」寧々と、その親友の弥々を通して語られる働く女性の本音。おもしろかったです。そう「ヒトはなんのために生きるんやろな?」と考えさせられました。

続いて『感染』仙川環さん。まだほんの冒頭ですが今後の展開が期待できます。楽しみです。彼女のは外れはありません。出合いは『ししゃも』でした。なんとも風変わりな題名でした。北海道が舞台のそれだろうと買いましたが、その展開の妙味に引き込まれました。

さすがに忙しく読書に割ける時間がない。夜遅く読んで次の日だいぶ頁を戻らざるを得ない状況で無駄が多い(おいおい。老化か? 悲しいな「ほんまですわ。読んでも覚えてへんことがあるんです。写るんです」古!!!)。など、すべては言い訳ですが数は伸び悩みです。現在53冊。100は遠いぞ、がんばるぞ、というところです。

欲張りなんでしょう。走って書いて読んで腕立て(怠け気味)して、合間に仕事して(あんたにとって仕事は片手間か?「冗談ですよ。仕事はちゃんとやってますって」当然やろ「はいはい」)。そこまでせんでええやろというくらいいっぱいやっています。
いやいやもっと忙しい方も、もっともっといらっしゃるでしょう。甘えずいろいろやらせてもらいましょう。

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休み時間に一服。ふと見ると黄花コスモスにセスジツユムシの子どもが。慌ててデジカメ持って、取って返すといません。
「あれれ。どこや?」と必死に探すといました、いました。小さいながらも懸命に生きているんでしょう。かわいいし健気です。

ナスタチュームにつぼみを見つけました。イリオモテがやっと「手」にたどりつきました。どこから来たのかわからない野の花がちっちゃな花弁を開いています。可憐です。

みんな育ちます。木も花も虫も、そして子どもらも。
今日は12:40から22:30まで9コマの最も厳しい一日、中3生たちはやりきりました。お疲れさんでした。

私も育たないまでも停滞、後退だけはしないよう日日適当に、いや違う懸命にやります。