カタツムリ

2011年08月20日

「京都の水おいしい2割」と京都新聞にあります。
「おいしくない」は5年前調査に比べ半減、「おいしい」は同2,5倍になったものの18,4%止まりだそうです。
特に若い人の「おいしくない」評価が高いそうです。「ペットボトル文化」が若年層に大きく浸透しているのがその因だと京都市は分析しています。

ずいぶん前ですが夏に水道水をそのまま飲んで
「ん、まず」と思って以来蛇口からの水はあまり飲まなくなりました。(特に夏は)
そう私は基本そのままは飲みません。

家でもゼミでも浄水器をつけています。そんなに神経質なつもりはないんですが、蛇口からの水をごくごく飲む気になれないのは正直なところです。

もともと水をがぶがぶは飲みません。ビールはぐびぐび飲みます。アルコール類は得意です。いっぱいたくさんよばれます。(はいはい。なんの自慢にもならへんで「承知の上です」)

そう54年生きてきて「おいしい」と思った水がいくつかあります。
①梨木神社の井戸水
②立山の室堂山荘の凍りそうに冷たい雪解け水
③雲ケ畑奥の岩屋山志明院の賀茂川源流の水
この三つは絶品でした。

①は学生時代の練習後に必ず飲みました。昔のことですし練習中の水分補給は厳禁。今考えると自殺行為に近いと思える苦行の後の水。まさしく甘露でした。
②も同じく学生時代の合宿です。きっと0℃に近い水、朝の洗顔、歯磨きでは往生しました。5秒と手をつけていられないくらい冷たかったです。今ここで、この暑い京都であの水を「飲みて~」と思いますです。
③は最近。去年かな。走って行ってやっとたどりついた志明院。乾ききった喉に浸み入るうまさでした。

共通点はそこらのただの水です。なんだかんだの理由づけのない純粋な水です。
うまいかまずいかはその時の状況に負うところもきっと多いんでしょう。
でもしかし先の三者は掛け値なしにうまいのは事実です。
②は確認していません(できません)がきっと大丈夫でしょう。①と③は今でもうまいですよ。確認済みです。

「水と安全はただ」と日本をたとえる時によく使われる言葉です。いまやそれは昔の語り草になるんでしょうか。いや、今でも十分そうだと思います。

「水と安全」。当たり前のようですがとっても大切なことです。

普通の水を「おいしい」と思って飲める毎日は幸せです、ね。

なんやようわからんようになってきまして、眠なってきました。

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雨が降っていいお湿りだと思ったのは私だけではないようです。雨にぴったりのカタツムリくんがアジサイの葉に登場してくれました。