言の葉

2011年09月16日

文化庁国語世論調査の結果が新聞に出ています。
「姑息」…「ひきょうな」×「一時しのぎ」○
「大声を出す」…「声を荒(あ)らげる」×「声を荒(あら)らげる」○
などが正答率が低く誤用が目立つ最たるもののようです。他にもいろいろと例がでていますが、正直確かに難しいです。私もいくつか間違って使っていたものがあります。人に言葉を教えていてそれはいけません。勉強不足でした。自戒しましょう。

「ら」抜き言葉も使う人の数がどんどんふえているようです。
「来れる」を使う人の割合が43,2%に達し、10歳代に限れば73,8%もが「来れる」を使うそうです。「食べれない」は35,2%の使用率だそうですが私の感覚では生徒は100%に限りなく近く「食べれない」と言いますね。こうなると「ら抜き」を認めざるを得ないのかもしれません。言葉は時代とともに変わりますからね。でもやっぱり「見れる」「食べれる」はいやなんで自分は使いません。

「『っ』付き言葉」と呼ばれるものもあるそうです。始めて知りました。ちょっとわかりません。暑いとき「暑っ」て言いませんか? 私は言います。寒いときも「寒っ」と言います(関西だと「さぶっ」ですね)。これがいけないとなると冬、外に出たとき思わずでる言葉を「寒い」ときちんと言わなければいけないんでしょうか。「うわ、さぶっ」のほうが感じが伝わると思うんですがね。今ひとつ新聞の文面からその語法の誤りが伝わってきません。私の読解力不足が因なんでしょうが、ちょっと調べて考えてみましょう(ほんまに検討課題にいれときや。うやむやにしたらあかんで「はい」)。

調査にはありませんが「むずい」「はずい」など子どもたちが使う言葉に正しくないそれらがふえています。私は断固認めていませんがね。「むずかしい」が「むずい」になり「はずかしい」が「はずい」になったら「うつくしい」は「うつい」になります。とてもじゃないけれど「うつくしい」とは言い難い言葉になってしまいます。

最後の一人になっても正しい日本語を使い続ける覚悟です(大層やねえ)。


今日は説明会はなし。ここのところ連日のそれで早起き。いい調子がうまれました。今朝も早起きしたので軽く走れました。久々なんで身体は重かったんですが終えるとすっきりしました。まだ50にたりません。祝日があるから大丈夫と高をくくっていましたが雨予報が多いのでいかがなりましょうか。

夜更かし続きで目が疲れています。と言いつつすでに午前様。なるべく早く寝ることにします。