無常

2011年12月27日

長くやってくれた講師のAMさんが今日で最後でした。
6年間に渡ります(途中1年はお家のお仕事を手伝うため空白がありました)。

とても元気で明るい子でした。
確か初日に講師に急な休みがあり、ほとんどいきなりに近い形で授業に入ってもらいました。怖じ気づくこともなくこなしてくれてびっくりしました。小回りも利いて代打にも気軽に応じてくれて本当に助かりました。
今日最後の挨拶をするときにあまりしゃべると目が潤んでは困るので簡単にすませました。

9月(前期)卒業というのが最近はあるんですね。彼女はそれで就職を決め、1月から社会人です。NZへ留学をした才媛の彼女です。きっとやってくれるでしょう。袖振りあうも多生の縁です。なんらかの形で縁があった人には楽しくすてきな人生を歩んでほしいと思います。(あ、もちろんご縁がない方の不幸を願う訳ではありません。一応念のため記します)

健闘を祈ります。


先週PCがかたまり、やむを得ず「ぶちぎり」しました。その時メールの受信箱が空っぽになってしまうという事態になりました。
「困ったなあ」とIMくんに電話。彼は卒業生。ゼミのHPをつくってくれるなど、そっち関係の仕事をしています。
数日前、電話で応援を求めいろいろ教えてもらいつつ復旧に努めますが埒があきません。

忙しい合間を縫って来てもらいました。彼にやってもらうと5分とかかりませんでした。
作業前「いや、5分あればできます」と言っていましたが、かからへんかったです。

「玄人はこうでなくちゃ」を目の前で見せてくれました。すごいです。

ありがとうね。先の原谷PCの不調も伝え復旧を依頼。なんとかなったらいいんですが彼の経験上難しいようです。一縷の望みを託しましょう。


高2のMNさんは今日が最後の授業。数学で困って個別で来てくれていました。3年からはその苦手な数学がなくなるのと美術の勉強をするために時間を割かねばならなくなりました。寂しいですがしょうがないです。彼女の芸大合格を祈りましょう。

彼女は最愛の、いや違う最大の信頼をおく講師のご息女。数年、いやもうちょっと前には私が借りていた畑にもいっしょに行った仲です。思えばすっかり彼女は大人に私は中年になりました。

「ゆきこふ年もまた旅人なり」です。
「歳月人を待たず」。時の流れはそのままです。ある意味残酷です。そんなこんなを感じようが、感じまいが時は過ぎてゆきます。


「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。」

そう人の世は「無常」でしょうか。如何に。