『テロリストのパラソル』

2012年05月06日

3時ころ仕事を終えました。
走ろうかなとも思いましたが今ひとつ気が乗らずやめました。

『テロリストのパラソル』藤原伊織さんを一気に読みました。
直木賞と乱歩賞を同時に受けた作品だからおもしろかったです。いや、おもしろかったから両賞をもらったんでしょう。

小さな接点のあることは類推できますが実は何のそれもないが実はある(どっちやねん)。

元全共闘でアル中の男、政府高官を祖父に持つ塔子、ホームレスのタツや不思議なやくざ浅井などなどが登場します。

つながりそうでつながらない線が交錯しながら次第に紡がれて最後にはまったく予測もつかなかった結末を迎えます。

読ませてくれます。


黄金週間も終わりました。私は一昨日から仕事でしたが、何かしら祭りの後、一抹の寂しさを感じますね。

世間のみなさん、また次の楽しみに向けがんばろうではあ~りませんか。