土用の丑、うなぎ

2012年07月27日

HKくんのお母さんが授業料を持ってきてくださいました。本人は学童のキャンプに行っているはずなのにわざわざ。どうかしたのかなあと思っているとお母さんが言いにくそうにおっしゃいます。
「Kがね、塾長先生(俺や)がこわいっていうんですよ。すみません」
「そうですか。2回続けて宿題を忘れたときにきつくしかったんですよね」
確かに私はこわいかもしれません。昔に比べりゃ丸く丸くなりましたが、いまだにそうなんでしょう。

その後の中3の授業でさりげなくそんな話をふると中3でさえ私がおそろしいみたいなことを言います。
反省です。ちょっと、いや深く考えさせてもらいます。
「ごめんねKくん。おっちゃん反省してるしもう少し優しく接するようにしますね。でも宿題忘れや、やるべきことをやっていないときはこわいんで覚悟してね」そう、譲れぬとところは譲れません。

言いにくいことを言ってくださったHさん。ありがとうございます。私のように長くやっていると潜在的な不満不平がさらに潜ってしまうことも多多あります。そういう意味では率直に言ってくださる方がありがたいです。言わないままにやめてしまわれるよりはずっといいですからね。


逆に昨日、中1で言いました。
「一生懸命やりたい人の迷惑になるようだったらやめてもらいます。毎月けっして安くない授業料を払ってもらって時間とお金を無駄にするのは無意味だしね」という発言が私の口から。
講師(ありがとうYくん。彼は優秀かつ問題意識を持って授業に臨んでいることがわかります。アルバイトの講師なんですが頼れる存在です)や心ある生徒からの進言がありました。
そりゃ私たちはいただくお金でご飯を食べさせてもらっています。生徒が減ればそれなりしんどい思いはします。が、だからと言って阿りません。それに甘んじたくはありません。
勉強したい子、少しでも成績がよくなりたい子に報いたいと思ってやっています。こっちも真剣です。みなさんも真剣になってほしいですね。


土用の丑でした。10時30分に終わった中3の授業。生徒が叫びました。
「よっしゃあ、帰ったらうな重や(豪勢やね)」
「ええな」と思った私は鰻はよばれませんでした。食べたい気もありました。明日以降どっかでうな重を食べましょうか。

鰻といえば30年ほど前、磐田でやった同期会で地元の人間が連れて行ってくれた浜松(?)の鰻屋。うまかったですねえ。特に好みはしませんがうまかった。表面かりかり中しっとり。(よくあるコメントですね)

あと一つは5、6年前のひつまぶしかな。愛知ではなく岐阜でしたがおいしかった。「そのまんま」「混ぜる」「出汁をかける」。よく覚えていませんが三様の食べ方。舌先が変わってうまかった。


今日一日で犠牲になったウナギくんたちの数やいかに。それらのご冥福を祈りつつ私は明日に備えやすまにゃねえ。

「南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経、アーメン、アッラーアクバル(?)」

もうええわ、ちゃんちゃん。