出し切ってね

2013年03月05日

『遮断』を終えました。高城賢吾を主人公とする堂場さん作品の最後です。これで次作が本になるまで彼に会えません。言いようもない寂しさを感じます。(大袈裟やな「いや本心ですよ」)

こういう経験はお持ちじゃないでしょうか。彼が主役を務める作品を7冊読んだからかもしれません。いや彼の人柄にひかれるものを感じたからでしょう。悩める大人です。

煙草を手放せず、「角」を喉に流し込むことで平安を得ているのかな。けっしてアルコール中毒ではありません。愛娘失踪とそれを機にする離婚という耐えきれない経験をへて失踪課で刑事人生をおくる高城です。妙に共感を覚え、応援している自分がいます。みなさんはそんな経験はないですか。

その昔クライブ・カッスラーの小説に登場するダーク・ピットに肩入れして同じような心境を味わいました。(というか、あまりにかっこよすぎて憧れました)それ以来のことです。

また彼に会うまで、もう一人の刑事、鳴沢了氏と親しみましょう。
こう書くと鳴沢くん(友達か?!)が魅力的じゃないように思われます。そんなことはありません。十分にかっこいい人間です。高城とは正反対。刑事であるために自分ができるだけの鍛錬をつみます。カロリー計算もやるダイエット女子のような面も持ち合わせますが、それは自分があるべき刑事像を追い求めるが故の禁欲的なやつです。

不器用ですが魅力ある人間です。
そういえば最近大友鉄(彼も堂場さんに出てくる一人です)と会っていませんね。元気にしてるかな。なんちゃってね。

またの機会に彼らを紹介しましょうか。(え、いらん。そうでしょうね)


手持ちに日明さん、重松さん、角田さん、堂場さん、東野さんがあります。どなたにしましょうか。(どんだけ持ってんのん「なんか、手元に余裕がないと不安なんです。活字中毒でしょう」)

どれへいっても外れはなさそうです。それだけに迷います。あ~楽しみだ。あ~悩ましい。


明日は公立入試です。みんな力を出し切ってね。

私は天神さんへ行きましょう。走ってね。