我儘父さん、3人娘に詫びる

2013年12月06日

所用あってケイヨーD2へ。目的のものがどこにあるかわからず店員さんに尋ねました。声をかけた彼は親切にもその売り場まで案内してくれただけでなくいろいろアドバイスをしてくれました。
「ありがとうございます。ちょっと考えます」どうも最初考えていた方法では問題解決につながりそうにありません。

「困ったな。となるとあれか・・・・・・さてそれはどこにあるかな?」と思っているとさっきの店員さんの姿が見えます。
「すみませんたびたび。シール剥がしの溶剤のようなものはどこにありますか」再び彼は案内してくれました。さらに商品の裏の説明を見つついっしょに対策を考えてくれました。いやいやご親切ありがとうございます。(コーナンだと「何番通路にあります」で終わりです) 

悩んだ末、けっきょくシールを剥がす鏝を買って帰りました。試しました。なんとかはなるかもしれませんが気の遠くなるような作業が待ちかまえているでしょう。


なんでこんな悩んでいるかというとお上からお達しがありました。なんでも街の美化がなんとかかんとかでゼミの広告を「除去」しろということなんですよ。
「なんであかんねやろ」と納得できない面もありますが、条例違反はいけないんで言われたままに実行すべく考えています。
「ガラスに貼ってあるシールはなんちゃら」「窓ガラスをふさぐ掲示板はどうたら」とか「北側の看板は色がこうたら」とか、反論する気も起こらぬ「難癖」をつけられました。正直「なんでやねん」と思いますよ。
できるだけ自分でできてお金のかからぬ方法を思案中です。

西賀茂あたりは一番規制が厳しい地区なんですって。めんどくさいね。期日は12月31日ですが年末年始休みにやるしかないかな。向こう(市)は休みだし大晦日に見に来ることはないでしょうからね。


ケイヨーD2やら中古パソコン屋さん(モニターが壊れました)やらを回って帰ゼミ。途中赤ちゃんを連れ散歩中の4人とすれ違い。なんということもなく通り過ぎました。
「ん? 今のは!」急いで取って返しもう一回すれ違いざま見るとやはりNMさん親子3代。
車の窓を開けて手を振りました。

「あ~せんせ」
「やっぱMやな。え、お母さんになったんや」
「そうなんですよ」とお母さん。お父さんは誇らしげに赤ちゃんを抱いています。
「え、いくつや?」
「22歳」
「『22歳です』やろ」とお父さん。
「そうか・・・S(彼女の弟)は?」
「20歳です」
「まあ、ともかくおめでとうございます」
「いや。わざわざ回って車止めてくれてありがとうございます。ええお母さんにならんとな」

いや、ほんとびっくりだけどおじさん(私です)はうれしかったですね。

なんともはや、あのMがお母さんになっちゃいました。
ねえ、小6んとき漢字が覚えられへん、ずっと居残りしていた、あのMが人の親になったぞ。

人の親をやるのは大変だけどがんばれよ。だいじょうぶだ。俺も人の親、3人姉妹の親を一応なんとか、やっとつとめているから(たぶん)ね。

俺ができんねやし、あんたもできる。
「がんばれ」とは言いません。肩の力を抜いて、ある意味軽く、そして真剣に、なんだろう、自然に思うままに育てましょう、か。

いや、今だからこんなふうに言ってますが、なんもわからぬままの子育てでしたでしょうか。

それでも我が三姉妹はなんとか真っ当に育ってくれたかな。親はこけたけど。
ごめんな、我儘お父さんで・・・・・・