短歌三首

2014年09月04日

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」

中3の国語ででてきます。

「こぬ」と「きぬ」の違いを教えます。
「恋しい人を待つ女性の歌やで」とやると気をひけます。


「ひとはいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける」の花は「梅」だよ。なんて話をしました。
「人の心変わりは常やけど自然の梅の香は変わらへんという歌かなあ」


「憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれその母も我を待つらむそ」

「これは飲み会に行った私も使ったことがあんねん。ちょっと早帰りたいときに使たらええねん」


「憶良ってやさしいひとやったんですね」とMHさん。
そのとおりでしょうね。奈良時代の大昔でも家族を気づかう人のやさしさは存在したんですね。

そう。「花」は変わらず「人」の気持ちは変わるというのもわからなくはありません。
でも大昔から家族を思う人の気持ちも変わらずにいきているんでしょう。

わたしにそんな気持ちがあったかどうかはまたにしてやすませていただくことにします。


短歌を味わう。たのしくおもしろいです。