やりきる

2015年03月10日

公立入試の勉強会。今年度最後です。いろいろと学び(?)ました。

終わってT原先生と。彼も「京都」を走られました。なんと自己記録更新です。
「すごいですね」
「いや、ちょっと最初不安があって抑え気味でいったんですが後半もっといけるなと」生まれ年をお聞きすると私より3歳年長。それで記録更新はみごとです。
できれば40分を切りたいんですが私には難しいでしょうね。

時間はおいて、やり遂げたうれしさは走り切った人にしかわかりません。

「『大阪』『神戸』『奈良』3つとも申し込もうと思っているんですよ」とか言いながら互いの健闘を誓い合い(?)ました。
「仕事もちゃんとせんとね」
「そうそう」と別れました。(その後帰りの3階の便所でばったりびっくり。ご縁があるんでしょう)


大阪大学で10年ぶりに合格者が掲示発表されたようですね。
合格者の胴上げ、混雑による事故を防ぐことを理由にホームページ上の発表だけにしていたようです。
「合格の喜びを大学内で味わい、多くの人に祝福されることで入学後のやる気につながる」との平野俊夫学長の発案で復活したそうです。
確かにHPのみの発表は味気ないです。便利なことはこの上ありませんが家で発表を見ても喜びを分かち合えません。(落ちたらへこみ具合も大きそうです)
粋なのは体育会系の先輩による胴上げ祝福に関してです。禁止するではなく「黙認」だそうです。胴上げされるなんて一生のうちにそうあるもんじゃないですからうれしいでしょう。あ、でもだめだった人への配慮は必要ですか。

自分のころはもちろんHPなんてなし。学内掲示のみです。ただ私は北海道釧路在住。発表日に再度訪ねるのは不可能。であるからしてどうしたかというと学生バイトの確か「さくら電報」なるものに頼んだ覚えがあります。「合否にかかわらずくる」という触れ込みでしたが来なかった。きっと落ちたんで電報代を節約しやがった(失礼)んでしょう。

立命の発表は大阪のおばに親が頼んだんだったかなあ・・・・・・定かではありませんがそんな記憶があります。東京での受験に備え受験生専用の宿舎に泊まっているとき父親から電話。
「つとむ、受かったらしいぞ」
「え、ほんと?」全然自信はありませんでした。地方受験で札幌で受けました。手ごたえなし、おまけに実質倍率がかなり高かったんであきらめていました。
「明日の明治(いや法政やったかな、中央だったかも。東大ではありません「言わんでもわかる」そやね)受けないで京都へ行って確認してきていいか」と父親の許可を得て向かいました。

京都駅から衣笠までどうやって行くかわからずとりあえず歩き始めました。
「ま、1時間くらいならどってことないしな」途中で道を尋ねるとおおいに驚かれた覚えがあります。四条あたりだったかな。
なんとかたどり着き掲示板を確認。ありました、自分の受験番号が。
祝ってくれる人は誰もいませんでしたがうれしかったですね。大学生になれるということより京都に住めるということがこの上もなくうれしかったです。

それからこっちずっと京都に住むことになりました。40年目ですか。人生の3分の2を過ごすことになろうとはそのときは思いもしませんでした。

さて、少なくなった余生。どこでどうして人生を終えるんでしょうかね。わかりません。神のみぞ知るんでしょうか。(神を信じているわけではありませんが)


さておき、あのときの喜びを今の生徒たちにも味わってほしいですね。

公立中期入試の合格発表は16日です。

みんなやりきったし、いい結果がでるでしょう。