未熟者

2016年02月04日

中1歴史の授業。
「聖武天皇の宝物が収められている写真の建物は?」
「はい、KTくん」
「せいくらいん」
「?」みんな爆笑。
「33年、塾の先生やってるけど『正倉院』を『せいくらいん』と読んだのはきみだけや。塾の歴史に残るなあ」
漢字は難しい?

続きます。
「当時の様子を表す最も適当なものを選べ」
またKTくんが最もふさわしくなさそうな記号を言います。
「ア」みんなあきれたように彼を見ます。
「なに言うてんねん」
「え、なんで? 『てきとう』なやつやろ」なるほどそうか。
「なあなあT。確かに『てきとう』には『どうでもいい、適当にやっとけ』っていう意味もあるけど『一番ふさわしい』っていう意味もあんねんで。まあ、ふだんは『ええかげん』で使うししゃあないなあ」
日本語は難しい?

毎日授業をしているといろいろおもしろいことがあります。
これからも楽しませてもらえるかな。


今日の昼は巻きずしの弁当。

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レタスと卵焼きとツナ、カニカマ、キュウリ入りの手づくり。永谷園のマツタケのお吸い物とともに。
おいしかったなあ。ありがとう。


最近、授業中によく雑談をするようになりました。
「若いころはもっと多かったなあ」と思います。
「その方がいいんかなあ」と改めて思うこともあります。

33年目に入ろうとする長さですが未だに迷う未熟者かもしれません。