老い、揺らぎつつ

2016年03月14日

「もう1回『米どろぼう』買いたいな。パンセさんにもあげたいし」
財布に1,000円しかないのを思い出しお金をおろして電話。
「あのう、つゆはらと言いますがまだ『米どろぼう』ありますか」
「すんまへんなあ、昨日の日曜日でぜんぶ売り切れてしもたんですわあ」
「ええ!!!」思わず電話口で叫んでいました。
「すんまへんなあ」
まだあるだろうと油断していました。悔しいです。些細なことですがかなり落ち込みました。
来年まで味わえません。パンセさんにも来年回しという気の長い話になっちゃいました。

やはりやれるときにやることをやっておかなければいけません。今回のは来年を待てばいいですが、そうはいかないものもあるでしょう。極端なことを言えば私に来年が巡ってくるという確証はありません。

還暦の歳にもなると老後を思います。
「また次でいいや」と思っても次がないことも考えられます。
やりたいことやるべきことは思ったときにやっておかないといけません。

目が弱り歯が悪くなり最近はふさふさ自慢だった髪の毛まで薄くなってきたぞ。触ると毛髪の量が圧倒的に少なくなった気がします。

着実に老いています。老いを拒みませんが寂しい気は正直します。

とかなんとか言いつつまだまだ元気だと思っているのは事実です。

あっちに振れこっちに振れ、定まらぬまま還暦前の日々を送っています。
いやはや、ヒトの生とはそんなもんなのかなあ。(あんただけでしょ「そうかもね」)

まあ、あちこち振れつつ揺らぎつつの人生を生きていきましょう。