杞憂

2016年05月17日

先週末に意を決して歯医者さんへ電話。教え子のお父さんが営むT歯科です。
「知っている人に己が口中を見せるのもなんだかな」と。後悔もあったり・・・・・・

今日がその予約の日。ちょっと緊張。
診療室で互いにあいさつ。
「おひさしぶりです」。変わらずお元気そうで若々しい。うれしい。比べるや私は年とった。

症状を説明しレントゲンを撮ってもらました。歯の状況のひどさに恥ずかしくなります。
それを見つつ抜けた歯をどうするかについていくつかの治療方法の説明を受けます。たいへんわかりやすくていねい。数年前に行った近くの歯科医の不誠実さが際立ちます。

合間に互いの近況などをぽつぽつと。

「とりあえず、抜けたまんまだと見栄えも悪いんで仮歯を入れましょう」
「あ、は、はい。『仮歯』というと接着剤かなんかでくっつけるんですか」
「そうです、そうです」
「お願いします」。型をとって前歯の汚れをできる範囲でとって、相撲をとって(とりません)歯を接着。
「しばらくしたらふつうに食べてもらっていいですし、歯もふつうにみがいてもらっていいですよ」
「はい」
「違和感ないですか」
「ええ」
「実は『仮歯』が快適でそのままいかれる人もいるんですよ」
「そうなんですか」
1回の治療でまさかに歯が入るとは思ってもみませんでした。こんなんならもっと早く診てもらえばよかったです。
ちょっと考えました。
「そこまでやってもらったら治療費もけっこういるんかな。財布にいくらあったっけ。足りひんかったらかっこ悪いな」。

「安心してください。安かったです」2,000円でおつりがきました。

案ずるより産むがやすしです。
「入れ歯とかインプラントとかなんだかんだとか大袈裟なことになったらいややな」と取り越し苦労をしていました。
うじうじ悩まずちゃちゃっとやっちゃうことですね。


歯医者さんは緊張します。昔、まさしく痛い目にあいました。(「ピーン」が歯茎に当たり血が飛びました)以来、なるべく避けていました。苦手です。「まあ、歯医者さん大好き」という人はあまりいません。
私の長女は昔言っていました。
「歯医者さん大好き」。変わったやつです。(ごめん)

治療台の上に40分くらいいましたか。やはりどこか緊張していたんでしょう。無用な力が入っていたんでしょう、身体に。若干汗ばみました。

終わって車にもどって運転席に「へにゃあ」とへたりこみました。


その後、『仮歯』を使って飲食していますが快調です。昨日までの歯の悩みがウソのようです。
今まで行った歯医者さんの中で一番いいですね。技術の進歩もあるんでしょうが、やはり先生の人柄です。(きっぱり!!)
塾でも同じでしょう。そう考えると私の人柄はどうなんでしょう・・・・・・
最悪だったりして・・・・・・


奥歯の根元を放っておくとよくないようなんで治療をしてもらいます。