国柄、人柄、日柄、土地柄

2020年10月31日

帰る直前アントネラが走って行きます。
「ちょっと待ってください。写真撮る」とフアン。
「ああ、いいよ」。戻り来たアントネラがスマホを見せてくれました。そこには赤味がかった満月が。
「おお、きれい。満月だ。日本では月の中にはウサギがいると言う。アルゼンチンでは?」
「うう~ん。ハンマー」。なるほどところ変わればですね。
先日、色づいた葉を見てきれいと言っていました。
「日本では赤や黄色に変わった葉を見て楽しむんだよ。アルゼンチンでは?」
「う~ん、あまりないかな。『きれいだね』『そうかな』で終わり」と笑っていました。彼ら二人はわりと日本人、というか私と似たような感覚をもちます。同じようなものに興味をもち、美しいと感じています。
「もうひとつ聞いていい? アルゼンチンでは虹は何色なの?」。二人顔を合わせて一瞬考えて答えてくれました。
「7」
「『7』。おお、そうか。日本といっしょだ。ありがとう」。違った数の方がおもしろかったんですが、いっしょと知ってそれもおもしろし。視覚的には日爾似ているのでしょうか。
今度は太陽の色を聞いてみましょう。「黄」「白」という国もあるそうです。

いろいろなことにお国柄というのはあるものなのでしょう。まあ国で十把一絡げにするのは危険です。最終的には人柄でしょう。日本人だって実に様々な人がいますからね。

今朝の山山は雪の占める部分がふえていました。青い空の下、遠くに見えるそれらはすばらしい美しさです。

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写真を見るとそうでもありません。ヒトの目のすばらしさでしょうか。写真の稚拙でしょうか。
いずれにせよこんな景色を眺めながらの仕事はなかなかありません。なんちゃって。仕事中はそんなにのんびり景色を拝む余裕なんてこれっぽっちもないんですよね、残念ながら。

それでも休憩やふとした瞬間に目に入る光景は広大無辺な十勝の沃野とその向こうに連なる山山です。

ぎゅうっとつまった毎日

2020年10月30日

十勝清水の製糖工場への「送」で始まりました。60km 弱、70分くらいかかりました。遠いですね。
3人のベトナム人を乗せているので慎重に。集合場所の「清水のセブン」もあやふや。
「あれかなあ、去年ニンジンで南富良野へ行ったときに通った・・・・・・」という程度にしかわかりません。案の定、手前にあったセブンに立ち寄りましたが違いました。最近できた店でした。

なんとか務めを終えて帰路へ。

無事帰着。ひと仕事、大仕事を終えた気がします。

休む間もなく、その後は農場回りの落葉松の枝打ちです。高枝切りの鋸を振るいます。
これがなかなかしんどい。首も痛いです。だんだん握力がなくなるのを感じます。

午後休憩後、急に西風が強まり寒いです。耳が痛かったです。日高の山頂付近には雲がかかり雪模様です。
「明日は忘れずキャップを用意しよう」と思いました。(帰ってすぐ探し出しました)

「ナガイモの収穫のときは寒いよ」とみなさん口々に言います。冬の「流送」で耐寒力はついています。でも寒くなる前に終えたいですね。

畑は長くともあと一月。初めての全期通しての農業期が終わります。長いようで短い、短いようで長い? いや長いかな。こちらへ来て1年半もたっていませんが去年の「ニンジン」が遠い昔のことに思えます。短い時間のうちにあまりにもいろんなことをいっぱいいっぱい体験したからでしょうかね。
いやほんとに、まったく知らなかった、やったことがなかったことを知り、やりました。
そういう意味ではぎゅうっとつまった、濃い濃い2年足らずだったんでしょう。よくやりました。やらせてもらいました。きつかったけどおもしろくもあった年月でした。

このあとも同様、いろいろあるのでしょう。楽しませてもらえればうれしいですね。

山ワサビ

2020年10月29日

畑休みのためベトナムの4人を山ワサビの選果場へ送迎するという仕事が回ってきました。
初回のため先導者がいて、朝コンビニへ。車内で待つ私に一人が「午後の紅茶」のあったかいのを差し出します。
「飲み物」
「え、俺に?」。ありがたくいただきました。送迎への礼のつもりでしょうか。気持ちをあったかくしてもらいました。

残業で6時に迎えに行きました。お返しにチョコパイのミニを買って持って行きました。
腹ぺこだったようで喜んで食べてくれました。
「日本人みんな帰った。6時までベトナムだけね」
「そうかそうかおつかれさん」。たいへんだったと思います。見たところかなり厳しい労働でしょう。
若いベトナム人たちがんばれよ。じいさんには無理かもな。
「山ワサビ」は本州ではなじみがありません。こちらではどこのスーパーにも置いてあります。ちょっと本ワサビとは違います。香りや目鼻への刺激はやや少ないかな。それでも送迎時の空気には刺激臭が充満していました。
スズラン献血ルームから誕生日カードが届きました。11月に行くとプレゼントがもらえるようです。

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25日は仕事で行けませんでした。プレゼントはともかく、次の日曜日はなんとか行けたらと思っています。こちらでは日曜日にしかできないのがまだるっこしいです。京都などのようにいつでもできて成分献血ができればもっとじいさんも世間の役に立てるのですが・・・・・・ちょっと悲しくさびしいです。

コロナ禍の影響で献血量が減っているそうです。血液からの健康チェックも後日送られてきます。
お時間おありの健康な方はぜひ、ご協力ください。

茂発茶

2020年10月28日

先日、畑の地名で「茂茶谷(もちゃたに)」と言いましたが違いました。「茂発茶(もはっちゃ)」でした。全く違いました。ここに訂正してお詫びします。いずれにせよ珍しい、北海道らしい名前です。
北海道の地名はおもしろいものがたくさんあります。おもしろくはありませんが「別」がつくものがいっぱいあります。ふだん畑へ行ったり生活していたりする身近だけでもたくさん出合います。幕別、途別、利別、本別、更別、稲志別、然別、陸別、猿別などが浮かびます。全道に範囲を広げると紋別、湧別、江別、士別、芦別などなどです。別海という町もありますね。浜頓別というのもありました。
「別」に何かアイヌ語の意味でもあるのでしょうか。今後調べてみます。

以前住んでいた京都市にも読むのに難しい地名がいっぱいあります。とっておきを一つ。
「一口」でなんと読むでしょうか? お調べください。正解は明日発表します。正解者多数の場合は抽選にて豪華景品を差し上げません。(なんやねん、それ)

毎日いろんな作業をします。日によって違う筋肉を鍛えています。あちこち日替わりで筋肉痛を感じます。老体に鞭打ち励ましてもらいます。睡眠は7~8時間しっかりとるようにしていますが眠いですね。明日に備えて寝ます。6時起床なのでさほど早くはありません。

We can see such a wonderful view.

2020年10月27日

読書週間のようです。
年に100冊を標榜していました。多いときは120冊を超えていました。思えば自由になる時間が多かったのでしょう。
今年は30冊弱くらいです。妥当な数でしょう。朝から夕方まで完全に拘束されます。そうそう読めるものではありません。
50冊くらいいければいいでしょうか。数はおいていい本に巡り会えればいいですね。

朝の幕別からの日高山脈方面です。

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数日前に冠雪を見ましたが写真を撮れず、今日その機会がありました。例年に比べどうなんでしょう。去年よりは遅い気がします。どんな冬になるのでしょうか。楽しみでもあり不安でもあります。

午後休憩にファンが言います。
「つゆ、きれい」。確かに近くに畑が広がり、遠くは山山が連なる壮大な光景です。
「北海道はとってもとっても広いから、こんなすばらしい景色が見られるんだよ」。
そう、他都府県ではなかなか目にできない光景だと思います。

しんどい仕事の合間、束の間ほっとするひとときです。

銀杏並木

2020年10月26日

会社事情で休みでした。
ひさびさに室内掃除。掃除機をかけてモップで板の間を拭きました。すっきりしました。

本もけっこう進みました。柚月裕子さんの『凶犬の眼』。広島弁のやくざ言葉に迫力を感じます。『孤狼の血』の続編です。おもしろいですね。

散歩に出かけました。
見たことのない大きさのモミジの種を見つけました。葉っぱにいちばん近いのがそれです。

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それからしばらくは地面を見つめながら歩きました。目立つ種があるごとに立ち止まり拾い上げるという、あやしいじいさん化していました。

イチョウ並木でライトアップ準備が目に入りました。音更町として意図的に長く植樹をしてきたようです。
「かぐや姫」の♬イチョウ並木できみを見た チェックのスカート・・・・・・🎶という歌詞が浮かびます。

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その旨を記した看板も目にしました。長年の積み重ねが美しい秋の風景をこしらえたんですね。
私も去年、今年と楽しませてもらっています。

十勝は秋深しです。さらなる深まり、冬の訪れを楽しみに待ちます。


説明が難しい

2020年10月25日

日高連峰に冠雪が見られました。去年より遅い気がします。どうでしょうか。写真が撮れず残念です。

かわりに十勝の広い空をご覧ください。遮るもののないこの地の空は広いです。

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その空を夕方飛びゆくハクチョウの群れがいくつも見られました。写真は撮れましたが、編隊には見えず、カラスが勝手に飛んでいるようにしか見えません。

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「烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし」とは清少納言さんですね。

冬前のこの時期、農業従事者は悩みます。
「この冬をどう過ごすか」と。
アントネラとファンも同様です。今日の現場の最後にM係長が私を呼びます。
「ファンとアントがかくかくしかじかだから、こうこうああだからそれだけ言っといて」。

「えっと、私の英語では説明するのはむずかしい。ちょっと待ってね」
「運転しながらそういうややこしいのは無理だからちょっと待ってね」

「もし仕事があったらここで働きたいの?」
「冬はとってもとっても寒いけどいいの?」
「ファンがひげを剃れば食品工場で仕事があるかもしれないよ」
「そもそも、今の仕事はどうやって手に入れたの?」
「どっちがいいの? ここで働くのと日本のどこか違う土地で仕事すんのと?」とかいろいろしゃべりますが私の英語力には限界があります。

「おおさかでは1100円くらい、部屋借りる6万円。こっちは部屋は安い」
「仕事あればここでもいい」
「ひげをそるのは問題ない」
「ビザの問題もある。そのときどうするか、わからない」

「私もあなたたちの質問にどう答えていいかわからない。私の英語力で今の状況を説明するのは難しい」。そう。最後は私の英語力です。
もうちょっと、ちゃんと、やっとけばよかった、かな?

ベトナム語の嵐の中でちょっといろいろ思いました。
「英語がすべてではありませんが、せめて少しはやっておいてよ」と。

各国の教育事情も違うのであれこれは言いません。

おやすみなさい。

カワセミ

2020年10月24日

カワセミを目撃しました。
写真には残念ながら入っていません。
「マガモがいるなあ、小さいのはカルガモかなあ。シジュウカラもヒーヨも」と見ていると突然青い輝きが視界に入りました。
「うおっ! カワセミだ」。水面を何度かたたきました。たぶん小魚をねらっているんでしょう。写真におさめようと近づくと飛び去りました。寒い十勝にもいることが知れてうれしかったです。
今後は少し気をつけて水辺を歩こうと思います。これから寒くなるので来春まではお預けでしょうか。

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ふだんなら行かない公園へ行ったからこその発見でした。
社用車、送迎ハイエースのタイヤ交換、オイル交換に会社カードが使えるから行ったGSの横にその公園がありました。
電話してわざわざ遠くまで行ったのに、その対応はなんともはや、いやはやでしたね。終えるのに2時間半かかりました。おかげで本がずいぶん進みましたのでよしとしましょう。

少し早い気はしましたが休みで時間があるときにやっておかないといつできるかわかりません。雪が降ってからでは遅いです。送迎で他人を乗せるので備えをしっかりするのも役目の一つです。ひと安心です。

さて2日間ゆっくりできました。明日からまたやります。

眠いです

2020年10月23日

入れ歯具合が今ひとつなので歯医者へ。できる最善を教えてもらいました。口に異物を入れるのですから簡単にはなじみませんよね。
雨なのでできることが限られます。ボルちゃんで銀行へ郵貯で引き出し道銀で支払い。
「郵貯で直接支払えるかな」と今気づきました。次回やってみるかもしれません。

「ひさびさに習字しよう」。墨汁を買いました。いろんな字をー四字熟語中心にー古新聞に目いっぱい書きました。

ここで寝てしまいました。ひさびさすね。

うちのかぼちゃです。おいしくなってくれればいいのですが、ね。

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とにかく寝てしまうほどに眠気を感じます。
寝ます。おやすみなさい。

ハロウィン?

2020年10月22日

ナガイモ収穫準備の作業が続きます。ネットを支えてきた鉄製のポールを抜き取ります。1本1本はそれほど重いものではありませんが、抜く本数が多いです。腕、肩の筋肉がバッキバキです。加えて畑を歩く距離がすごいです。今日は12km 近くになりました。
「ま、私は歩くのは好きですし平気です」と言いたいところですが散歩と違って畑を歩くのは疲れます。みっちり8時間働くとしんどいですね。

雪が降るようになると畑も終わります。ビートの移植で始まり、コンテナ(かぼちゃ、ダイコンなどを収穫時に入れるもの)の補修をしました。
「これ、ほんまに必要なんやろか」と思いつつの作業でしたが必要でした。
その後、かぼちゃの種まき、なんやかやでここまできました。長いようで短い、短かったようで長かった農繁期だったでしょうか。

冬を前にいろいろ思います。

帰るとハロウィン仕様のはがきが卓上に。(こちらではあまりそれについて目立った動きはありませんね。私が知らないだけかもしれんせんが)

「なんだろ?」

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献血室からの「お願い」でした。コロナ禍もあって献血量が不足しているようです。慢性的にそうなのかもしれません。協力できる方はぜひしてほしいですね。次の日曜日、休みだったら出向きます。ただ明日が「雨休み」なので日曜に休めるかどうかはわかりません。行ければいいなと思います。

明日は、今日の疲れを癒せる日になります。

ブルーインパルス

2020年10月21日

茂茶谷、ヒルズ、安彦、札内、桜木と畑移動の日でした。いちばん最初の地名、読めますか?「もちゃたに」です。「ヒルズ」は「十勝ヒルズ」というレストラン奥にある畑、「あびこ」は個人名でしょうか。「さつない」「さくらぎ」はそのまんま地名です。(まさかの大移動でガソリンがどんどん減ってちょいと焦りました。札内、桜木の移動の間にGSに行かせてもらい事なきを得ました。札内以外はGSはまったくありません)

安彦ではハクチョウの声がしきりに聞こえます。
「どこで鳴いてんだ」と思っていると10羽くらいの編隊が頭上を飛び過ぎました。うまく撮れた写真をお目にかけたいですね。ブルーインパルスも顔負け(?)のみごとな編隊飛行ですよ。

札内ではきれいにヒメジョオンが咲いていました。

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右写真をよくご覧ください。シロツメクサの花から茎が伸びてその先に花がついています。2段クローバーです。初めて目にしました。

十勝川温泉へ渡る大きな橋です。「十勝中央大橋」というそうです。調べました。「中央」とは言い難いのですがそういう名だそうです。写真右に建物が見えます。十勝川温泉のホテルです。

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抜けるような青空の下、外で昼の弁当。気持ちよく、おいしくいただきました。
きつい仕事の合間、ほっとするひとときです。

ニュースで京都、仁和寺裏に不法投棄があるという残念な報道がされていました。私は地元だったのでよく知る話です。

十勝で通勤途中にも同様のことをよく目にします。コンビニ袋に弁当がらや空きペットボトルなどを入れて明らかに意図的に車から投げ捨てたであろうごみが散乱しています。悲しい話です。帯広空港で降りてレンタカーを借りた道外からの観光客も通るであろう道です。どこにでも不届き者はいます。常識を持ち合わせていないのでしょう。厳罰に処してほしいと思うのは私だけではないはずです。とっ捕まえて懲らしめてやりたいものです。

腹立たしいですが他人のことをとやかく言うのはよしましょう。自分がきちんと生きていきます。

入れ歯、そんな歳です、ね

2020年10月20日

歯医者へ行きました。入れ歯です。なんとも情けない気もします。しょうがないという思いでもあります。帰って昼食を食べましたがうまく噛めず、おいしくないですね。

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乾麺を茹でて冷蔵庫のお揚げさんと残りもんのナガイモてんぷらにネギというぜいたく(?)そばです。歯の大切さを改めて思います。食べることが好きなつゆじいは、そのうち慣れておいしく食べられることを願うしかありません。

2時からの運転免許更新講習に間に合うように家を出ました。京都のそれは陸の孤島と呼ばれた場所にあり、かなり時間がかかります。おまけにいつも大勢の人で長蛇の列を我慢しての手続きでした。こちらではそんなことはなく、つつがなく完了。
気のせいかもしれませんが建物そのものや内部の雰囲気、職員の方方から感じる空気は限りなく京都のそこに近かったですね。退廃、厭世、倦怠・・・・・・よくわかりませんがどよんとした感を受けます。(あくまでも個人的感想です)
優良運転者講習を受けてもらった免許証の写真はじいさんくさいですね。免許証の写真はなんともはや、いやはやすばらしい写りです。人相の悪いどこかの指名手配犯のようです。(あんなあ、「写真」やろ「真」を「写」すねん。そやし「写真」というねん)
「このまま5年間、この顔で生きていくのもなんだかなあ」と思います。
「5年後の更新時は68歳か。返納も視野に入れなあかん年やんか」とも思いました。

どんなふうに過ごしているんでしょうかね。元気でぴんぴんしていますよ、きっと。

タイヤ交換とオイル交換までにはいたりませんでしたがそれなりやれること、やりたいことはできました。

明日からまたやるべきことをやります。

成り行き任せ

2020年10月19日

我が家のつるなしインゲン。もう食べられるさやは残っていません。
「種をとっておけば来年まけるな」と思いました。せっせと集めようとしますが、なかなか思うような豆はありません。

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はじけてしまっていたり、残っていても湿っていたりで次世代を期待できるそれらはなかなか手に入りません。探して選んでやっとこれだけを入手できました。来春まいてみます。うまくいけばいいですね。


朝からナガイモ畑で収穫準備。初めての作業です。春に種イモを植えてネットを設置。それらを外して秋イモの取入れに備える仕事でした。

その後、昨日のかぼちゃを集めて出荷すべく忠類の畑へ移動。私の予想では3時には終わるだろうと思っていましたが2時半に完了。早過ぎたのでまたナガイモ畑で同様の作業をしました。

ナガイモもかぼちゃも春からの流れを踏まえての秋です。季節の移ろいのはやさを感じます。

十勝での農業従事も2期目が間もなく終わります。冬の仕事はどうなるのかな。まだ未定です。
不安もあります。まあなるようにしかならないので成り行き任せだぜ。(「だぜ」ってあんたなあ・・・・・・そんなんでええんか)

明日は休みのはずです。(「はず」ってどうなん?)正式な連絡はありません。たぶんそうでしょう。
けっこういい加減なところは多いですね。

歯医者と免許更新と、できればハイエースのタイヤ交換、オイル交換と欲張りたいところですがちょっと厳しいかな。前の二つはやります。
「あとの二つはパートタイム従業員のじいさんがそこまでしなくともいいでしょう」とは思いますが送迎の責があります。明日は無理でも早めにやります。

久久に午前さまになりました。眠いです。やすませてもらいましょう。

おやすみなさい。

堪忍袋

2020年10月18日

讀賣新聞の「編集手帳」にドイツの哲学者ショーペンハウアーの言葉があります。
「読書するとは自分でものを考えずに、代わりに他人にものを考えてもらうことだ」と。
知識を身につけようとすると自分の頭で考えることをやめてしまうということのようです。してみると「年100冊目標」とか言って本ばっかり読んでいた私は考えることを拒否していたことになります。思い当たることは無きにしも非ずかな。確かに読書は手っ取り早い現実逃避です。

同じく作家の北村薫さんの言葉です。
「嘲笑とは最も遠い心の持ち方をした時、人がどれほど人に近づけるかを示すような詩に出会うことが出来ました」(原文ママ)。
「嘲笑」。嫌ですね。最低だと思います。醜い心から出る笑いです。

(中略)

これについて夕べ書きました。気持ちにより削除しました。すでに読まれた方はお忘れください。

いいお天気の中、かぼちゃを収穫。広い、広~い忠類の畑がほぼ終了。8日くらいかかりましたか。

昼休みに散歩。ジョウビタキらしきがいっぱい飛んでいました。

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オオハンゴンソウだと思います。9月まではあちこちで元気いっぱい繁茂していましたがこの時期は寒そうで最後の花をがんばって咲かせています。

まだしばらくは花を見られそうです。それらが終わると寒い冬を迎えます。それほど雪の多い地域ではありませんが色の乏しい世界になるのは間違いありません。

それはそれでけっして嫌いな景色ではありません。冬を楽しみます。

秋いろいっぱい

2020年10月17日

用事のため仕事を休ませてもらいました。初めてかもしれません。
昼過ぎに用をすませたのでちょっと自転車ぷらぷら。
まちはすっかり秋模様です。

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赤や黄色で彩られ、たいへん美しいです。10月半ばです。すっかり秋たけなわです。

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空もすっきり晴れて気持ちいいですね。自転車で走ると手が冷たく感じるくらいの気温です。
それはそうです。京都の真冬の気温くらいの日もありますからね。

食卓にも秋を。サンマです。1尾160円くらいです。庶民の味方だったころと比べると高いですがなんとか買って食べられる値段です。

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もらったスダチをかけ、たっぷりの大根おろしでいただきました。秋の味覚の一つとして、年に1回は食べたいですね。
魚食いだった母親ゆずりでしょうか。きれいに食べるでしょ。
野菜たっぷりの鶏団子の汁とほうれん草のおひたし、切り干し大根という和の夕食を楽しみました。
おいしかったです。妻にありがとうだ。

明日は日曜ですがかぼちゃの都合で仕事です。忠類まで走ります。あと2日で終わるかなというところでしょうか。早いとこ終わらせたいですね。遠過ぎます。

四方竹

2020年10月16日

冷え込みました。フロントガラスは凍っていました。

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朝一の畑には霜が降りていました。
「遅いのか早いのかどっちだろう」とブログを見ると去年も同日にフロントガラスが真っ白になったと記されています。
今ころはニンジン畑へ日参していました。地面が凍れてニンジンが掘れず待機になった朝もありました。遠い昔のように思いますが去年です。月日のたつのは遅いような早いような、よくわからない気持ちです。

そんなことを考えたり思わなかったり、ずるずるといつの間にか64歳を迎えようとしています。真面目に一生懸命にやってきました。いやいやろくに何も考えもせず生きてきたかもしれません。
この年になってもいろいろと・・・・・・思いますがよくわかりません。

「四方竹(しほうちく)」というこの時期しか食べられない高知産のタケノコです。

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柔らかく若干の苦味をふくむ甘さです。先日ベトナム人のホア(「ホアン」とか「ファン」とか思っていました)さんにもらった唐辛子を妻が味のアクセントに使いました。
「辛いですよ」と聞いていましたが想像以上に辛かったです。
「ひ~ひ~」言いながら食べましたが、タケノコそのものは初めての味です。おいしいのは間違いなかったですね。

まだまだ知らないことがいっぱいあります。その方が多いんですよね、残念ながら。
老い先は、生きてきた人生に比べ長くはありませんが、少しでもいろいろ知りたいですね。

吾亦紅

2020年10月15日

タンチョウ一家

2020年10月14日

どこまで行ってもかぼちゃです。

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今日で3日目です。いつになったら終わるのでしょうか。

昼休みツルの声が耳に入りました。
「ん、近いな」と思っていると目の前の茂みからでてきました。
続々と4羽です。1羽は遠目にもまだ大人になり切っていないのがわかります。羽色が茶色っぽいです。

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トラクターでぐちゃぐちゃになった畑の水たまりで一しきり餌をあさっていました。カエルをよく目にしていましたので彼らにとっては格好の猟場なんでしょう。
昼やすみが終わる直前に4羽そろって飛び去りました。
うつくしい姿です。いいものを見せてもらいました。幸せ感いっぱいでした。

午後の休憩後ファンとアントネラが言います。
「おひさしぶりです」と日本語で。
「Oh, we have not seen for a lonng time.」と英語で返して爆笑しました。いっしょの班でやることが多いのですが今日は朝から別々だったことからの会話です。なかなかおもしろく日本語も上手になってきています。
「こういうときは『あのとき』じゃなくて『そのとき』ていった方がいいんだよ。『働くできない』ではなくて『働けない』て言うんだよ」などとつゆじいも教えています。

ベトナム人の中にもけっこう日本語が使える子たちもいます。
「来日2年くらいでよくあれだけしゃべれるな」と感心します。私がベトナムやアルゼンチンに2年いてもベトナム語もスペイン語も習得する自信はありません。
ちょっと違いますが「必要は発明の母」と言います。必要に迫られれば私でもなんとかなりましょうか。やってみなければわかりませんが無理な気がします。
まあ、日本語とへったくそな英語、関西弁や北海道弁、ハナモゲラ語や偽中国語も話せるしよしとします。(はあ?)

年ですが興味や意欲はもち続けようとは思います。

秋から冬へ

2020年10月13日

刈り取り前の大豆畑へ草引きに。地味な作業です。収穫を効率よく機械でやるための準備というところでしょうか。いいお天気で絶好の畑日和でした。昼食はお日さんの下でおいしくいただきました。

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茶色に枯れた茎にいっぱい鞘がついています。はじけたものもあります。

夏の盛りに草引きに来ましたね。長~い畝です。アントネラが撮っていた写真にセミやガが写っていました。わざわざ駆け寄り見せてくれました。

白い一粒が落ちています。

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札内というところの草引きを終え、更別というところの畑へ移動。その後は忠類へ行ってかぼちゃの収穫でした。
130km くらいの移動距離です。北海道の畑仕事では普通かもしれませんが、じいさん運転手としては疲れます。

まだ雪が残る日高を遠くに見つつ種を植えたり暑くて汗だくになりながら草を引いたりしたのが遠い昔のように思います。

「寒いね」が「暑いね」になり、また「寒いね」が口から出る季節になりました。
間もなく今季の畑が終わります。

寒くて長い冬を迎えます。どんな冬になりましょうか。楽しみです。

冬越し如何に

2020年10月12日

歯医者に行けました。型を取り、入れ歯準備です。なんとも年寄りじみた話です。実際に年寄ですから仕方ありません。
帯広のとある場所へコクワを採りに行きました。残念ながらありません。トリかヒトかに先手をとられたのでしょう。仕方ありません。

昼は「旭川醤油ラーメン」。

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煮卵、メンマ、焼き豚のセットを買いました。モヤシをゆでて添え、冷蔵庫にあったねぎをぶつ切りでのせてできあがり。おいしくいただきました。おにぎり2個をくわえてお腹いっぱいです。

夕食はいつも食べ過ぎというくらいに食べます。それでも体重はふえませんね。エネルギー消費量の方が大きいのでしょうかね。高卒以来ずっと63~65kg あたりで推移しています。

十勝の師 I 藤さんから電話がありました。
「つゆはらさん、明日の連絡ありました?」
「あ、さっきありました。珍しく早く」
「おれ、明日から本別行けって急に言われたんですよね。だからもうしばらく会えないなと思って」
「え、そうなんですか、さびしいな」とかなんとかいろいろと。実務的な問題もあってそのへんの話もちょっと。

十勝のというか、北の地の農業は冬はおやすみです。それぞれがそれぞれの対応を迫られます。
私もどうするか考えなければいけません。

去年のビートの被覆とビート流しの現場へは行きません。今の会社で続けさせてもらう選択もない訳ではありません。

どうするか考えつつやすませてもらいます。

『ストロベリーライフ』→『優しい音楽』

2020年10月11日

荻原浩さん『ストロベリーライフ』を読み終えました。よかったですね。
歯医者さんの待ち時間や畑での昼休みに読んでいました。ほろっときて泣きそうになって先が読めないことが多くてやっと読了。
夫婦愛にじわっときてほんわりして、その距離の微妙さを感じたりしました。
家族愛にうなずいたりにっこりさせられたりしながらも難しさも思いました。
しばし現実から離れ、いい話に浸りました。ありがとうございました。

次は『優しい音楽』を読みます。新聞の広告で見ました。
「おお、これええな。買いに行こ」と思いました。
「待てよ」と本棚を探すとありました。いやはやなんとも悲しい話です。読んだ小説を忘れてしまうんですからね。とにかく読んでみましょう。累計販売数がものすごい数でした。しばし現実逃避します。
「優しい」世界に浸らせてくれることでしょう。

パキラくん。ぐんぐんすくすく伸びています。

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こっちへ来て買った、初めての観葉植物だったかもしれません。まだ無職で不安のある中で買ったんだったかな。覚えていません。ほんの20cm くらいの背丈しかありませんでした。それがまあ、こんなにも大きくなりました。大本の幹から出て伸びる枝が太くなりカチカチになりました。
今後の成長を楽しみにします。おしゃれな店に置いてある観葉植物みたいに大きくなって私の背丈を超えるくらいになってくれるとおもしろいですね。期待します。

明日は雨関係で畑は休みです。帰りの車中でそれをベトナム人に伝えると日本語がけっこうわかる女の子が叫びました。
「いやだー」。半分は冗談、半分本気という感じ。
「そうだよね。休みだと稼げないもんね」
「そうだ」
「俺にはどうしようもないんだよね。ごめんね」
「いやいいよいいよ。ゆっくりするよ」と言っていました。
そう、それなり。各自の都合があります。
「そっかそっか、明日は休みかうれしいな」と私なんかは思いました。
たまにはゆっくりしなければなりません。

色づく街角

2020年10月10日

一番最初に種まきをした忠類のかぼちゃ畑。大きなかぼちゃがいっぱい育っていました。ちょっと感慨深かったですね。
昼休みに畑の端っこをぷらぷら歩きました。なんでしょう、野生動物に食われたかぼちゃが散見されました。シカ? それともキツネ? ネズミという人もいます。そりゃおいしいでしょう、やつらにとっては。もっとたくさん食われていないのが不思議な気がします。

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収穫中に見つけたかわいいかぼちゃです。でかいのはたくさんありますがここまでちっちゃいのは珍しいです。というかこの形が特異です。ダイコンやニンジンにはいろんな奇形が多いのですがかぼちゃにはあまりありません。これはかなり珍種でしょう。

寒くなって花が減ってきています。そんな中、見つけたのがこれです。

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先日買った『野草図鑑』で調べてみました。「アザミ」とつくだけでも10種類以上あります。いちばんよく似ているのはエゾヤマアザミですが花期が違います。はっきりはわかりませんね。

山や森の葉は色づきの歩調を早めています。黄や赤の割合が少しずつふえています。
来週末には氷点下の気象予報もあります。冬は駆け足で近づいています。北国の短い秋を楽しませてもらいます。

気持ちも冬支度

2020年10月09日

大根選果最終日でした。「洗い」が持ち場に。泥のいっぱいついた大根の日でたいへんでした。なんとも因果なめぐりあわせです。ずっと立ちっぱなし。一瞬たりとも気を抜けない一日でした。
一番しんどかったかもしれません。夕食の箸を持つ手に力が入りませんでした。
大根はもうお腹いっぱいです。

明日は忠類のとてつもなく広いかぼちゃ畑です。何日かかるのでしょうか。私にはよくわかりません。それが終わると畑はひと段落かな。ビートの収穫にもかかわるのかもしれません。その後は農業関係は長い休みに入ります。

去年は製糖工場に就労しましたが今年はある事情でそれは希望しません。今の会社にとどまるのか、とどまれるのかもわかりません。未定ですが何かしら仕事はしなければいけません。
冬だけのパートなりアルバイトなりを見つけてそれをやり、春になれば農家さんの手伝いパートでもしようと考えています。勝手に思っているだけで都合のいいようにいくか否かもわかりませんが、なんとかなるでしょう。

生活の糧だけは得られるようにしなければいけませんね。不安もありますがなんとかなるでしょう。
大勢のベトナム人たちはどうするんでしょうかね。ちらりと聞きましたが帯広の前は日本のあちこちで土建業などに携わっていたみたいです。
「冬は何か仕事はあるのか。相談したい」みたいなことを言われました。
「俺では無理。Mさんに言わないと」と答えておきましたが彼らも不安はあるでしょう。

ファンとアントネラも然り。以前は岸和田で大根や南瓜の選果をやってもいたようです。いったいどうやって十勝までたどり着いたかはまだ聞いていません。聞かぬうちに別れることになるかもしれませんね。
「つゆじいは冬はなにをしていたの?」とアントネラに聞かれました。それなり次の仕事に対する不安は持っているのでしょうね。

「人の心配よりはまず自分のことを心配しなはれや」という声が聞こえてきます。
寒くて長い冬を乗り切るためやれることをやるだけです。気持ちも冬へ向けて心しなければいけません。

つゆじい、がんばれよ!

2020年10月08日

「7℃」と園芸店の温度表示器にありました。いよいよ最低一けたになりました。
日ごと寒さが募るのでしょう。少しずつ確実に冬が近づきます。ストーブやタイヤなど支度を始めなければいけません。
ストーブは家(うち)はまだですがすでに当然のごとくつけている家も多いようです。道民は寒さに強いと思うかもしれませんがあったかい室内になれているのでしょう。すぐつけるようです。
去年のスタッドレスタイヤが使えましょうか。長距離通勤でかなり摩耗しています。買い換えるとなると少なくとも6、7万円は必要です。車検時は見送ったボルちゃんの部品で交換した方がいいものが20万円くらいかかります。いやはやつゆじい、たいへんです。まあ、なんとかなるでしょう。

I wish myself the best 毎朝自分にかける言葉です。.

今日の畑。種まき草刈り時にくるみの木があるのを見ました。昼休みに落ちているかと探しましたがありません。

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畑内での移動時に下を見るとありました。トラクターに踏まれたのか地面にめり込んでいました。
「何?」とアントネラ。
「くるみ。 Chestnuts in English.」
「ああ、ヌエス」
「何?ヌエス? 覚えやすいな」
「日本語、何?」
「く・る・み」。今思うと「chestnaut 」は「くり」だったかな?まあいいか、なんでも。くるみは 「wallnut 」でしたか。

さて、そのくるみ。しばらくおいてから食べましょうか。それとも庭に植えて発芽を待ちますか。
あの堅い殻から発芽するのには何年もかかる気がします。実がなるにはさらに何年もかかりますよね。
でも裏庭に埋めてやりましょう。
結実を見届けられずとも発芽はなんとかなりましょうか。
長生きせねばね。

やよ、励めよ

2020年10月07日

畑へ向かう途中に見かけました。赤い花の群生です。イヌタデでしょう。

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空の青と浮かぶ白い雲との対照が美しいですよね。

ナガイモがぐんぐん育っています。

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土中のイモは少しずつ大きくなっているんでしょうね。収穫に立ち会えるとおもしろいのですが、どうでしょう。

夕食にでた「かぼちゃ餅」です。

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本来の味が楽しめる薄味で、おいしくいただきました。蒸してつぶしてですから手間はかかっているでしょう。妻に感謝ですね。

帰っておいしい夕食をビールとともに食べると疲れが減ります。吹っ飛んだらいいんですがそこはそれ、高齢ですからそうは簡単にはいきません。明日への活力になるのは事実です。

畑から直帰可だったので知らない道でしたが走りました。迷いました。カーナビゲーションの方角だけを頼りに進みました。北へ、西へという基本だけを守って走りました。
「おい、つゆじい大丈夫か」
「なんとかなるやろ」と自問自答。大きな時間の浪費もなく知った道へ出たときはほっとしました。

農道を侮ってはいけません。できるだけ知った道を走るようにします。

かぼちゃ現場はしんどかったです。心身の「身」より「心」が疲れました。
言葉が通じないというのは互いに理解しにくくつらいですね。今さらじいさんにスペイン語、ベトナム語を勉強せよと言われたとしても正直しんどいです。せめて私の英語が、ベトナム人の日本語がもう少しうまくなればいいのですが、ね。
日本人の小中高生、ベトナムの生徒たちに望みます。
「ちゃんと、少しでもいいから英語を勉強しいや」と。
かく言う私ももう少しきちんと英語をやっておくべきだったなと痛感します。
今日もアントネラが言う言葉が聞き取れませんでした。

世の児童、学生諸君。。外国語だけとは限りません。なんでも勉強しておくにこしたことはありません。学ぶ意欲を忘れずに毎日を送ってください。

秋の深まり

2020年10月06日

せっかくの休みなんで散歩にでかけました。
「遠い方の音更本局まで行こ」。てってけたったかぐんぐんすたすた歩きました。
強い西風が吹いていて寒いくらいでしたが歩くうちにあったまりウインドブレーカを脱ぎました。
用事をすませてボルちゃんを置かせてもらっているところまでてってけ。
「週一くらいは乗ってやらないとね」。日曜日は乗れませんでした。ひさびさですが快調に走ってくれました。帯広イオンまで往復。片道20分くらいの快適ドライブです。やっぱりボルちゃんは最高です。

ボルちゃんを置いて再びてくてく。街は色づき始めています。

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関西よりは2か月近くは早い紅葉です。遠目にきれいなススキが目に入りました。川向こうなのでずいぶん歩いて到着。近くで見るとススキではなくさほど美しくもありませんでした。

別の公園では赤とんぼを目撃。近づくと逃げますが元のところへ飛んできてくれます。

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夏の畑横茂みでイトトンボを見かけたことはあります。こっちへ来て「ヤンマ」類は目にした覚えがありません。飛ぶ姿も見ていません。私の注意力の問題かもしれません。生息するのでしょうか。

初秋を楽しみながら都合2時間くらい歩きました。

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距離にして9km 。よく歩きました。脚がつりそうになりました。
秋の低い太陽でできる私の影が長く伸びていました。
(脚が長いですね。実際も長いんです。なんちゃってね。むはは・・・・・・)

少しずつ日暮れが早まり夜明けが遅くなっています。

歯抜けじいさん

2020年10月05日

先日の抜歯で左奥下の歯がありません。歯抜けじじいです。悲しいかな、食べ物がしっかり噛めません。なるべく噛むように心がけています。100回くらい数えつつ食べます。それでも消化不良をおこしそうに思います。
早く歯茎が落ち着いて入れ歯をつくってもらわなければなりません。なんとも情けない話ですがしかたありません。ついでだし歯が抜けて30年くらいになる右下の入れ歯もつくった方がいいんでしょうかね。考えます。

「私の好き好きは極端です。あの人いや、これ嫌いということも多いですね」と書きましたが誰彼かまわず意味もなく嫌う訳ではありません。えらそうな人や決まりを守らない人が嫌なだけです。
「なんでこの人こんなにえらそうな物言いをしはるんやろ」とTVを見ていて思います。バラエティー番組の司会をしている人や汚い言葉を平気で使って意見を発信する、元IT関係社長とかが嫌いです。
「人のことをとやかく言うの前に己を正せよ」という声が聞こえてきます。昨日の言い訳はここまでにします。

ダイコン掘り機の故障とやらで早終わり。
昨日からの激しい雨で畑のぬかるみがひどいため明日は休みになりました。
いい休養になりますが、怠け癖がつかないように気を引き締めます。

我が家の畑に実りをもたらしてくれるマルハナバチです。

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朝早くからぶんぶん飛び回っています。せっせせっせと花粉を運んでくれています。まあ彼らは蜜を吸うのが本意です。「花粉を運ぶ」という意識はありませんが結果的に我々はその恩恵を受けている訳です。感謝しなければいけません。

さて明日は休みです。どう過ごしましょう。

かぼちゃ日記

2020年10月04日

「ベトナムの人もすなるかぼちゃの茎炒めといふものをつゆじいもしてみむとて、するなり」。ということでかぼちゃの茎を炒めてみました。

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蔓の先っぽの柔らかそうな部分を選んでちょっきん。さらに柔らかそうな葉柄を集めて皮をむきました。(けっこうめんどうくさかった)
油でニンニクを炒め香りがでたら豚肉とともにちゃちゃっと炒め、塩胡椒。隠し味に醤油と麺つゆをほんの少し。
固くて食べられないそれらもありましたが柔らかいのはおいしかったです。癖のないフキのような食感でしたね。味はそんなに強く何かを主張するというのではありませんでした。サツマイモのそれらはイモの甘味がありましたがかぼちゃの甘味は感じませんでした。
わざわざもう一度食べるというほどではありませんでしたか、残念ながら。

ベトナムの人たちは野菜を食べます。男女にかかわらず自炊をしているようです(たぶん)。選果で使う包丁さばきも巧みです。男性陣の弁当を遠目に見ましたが白米の上になにかの炒めたものや炊いたもんがのっている感じでしたね。たくましくわしわし食っているのに若さを感じます。

アルゼンチンは野菜はあまり食べないようです。栄養バランスは問題ないのか心配しますがよけいなお世話ですね。生まれてからの食習慣はそう簡単には変えられないのでしょう。
いや、そんなことないか。私も子ども時代は大根の煮物は嫌いでした。白菜も同様。かぼちゃは甘くて好きでした。
中年からこっちは大根、白菜大好きです。かぼちゃは30~50歳くらいはあまり好みませんでしたが最近はそのうまさに目覚めましたね。小芋、さつま芋も同じです。

食の好き好きは変わります。

私の好き好きは極端です。

あの人いや、これ嫌いということも多いですね。

もちろんじいさんですから、そのへんは大人の対応はします。

そんな歳です。

楽しんだもの勝ち?

2020年10月03日

「誰がなんと言おうと、仕事は、毎日は、楽しんだもの勝ちだ。」読んでいる荻原浩さんの『ストロベリーライフ』の帯にあります。
そう、楽しんだもの勝ちですよね。仕事はしんどいけれどなんらか楽しみを見つけねば。

心の中で歌を口ずさみます。日によっていろんなのがでてきます。学生時代の校歌だったり、昔のフォークソングだったりです。今日は残念ながらそんな余裕はなかったですね。忙しかったです。息つくひまもあまりない一日でした。ベトナム人は鼻歌まじりでやっています。

いかにきれいに箱入れやコンテナ詰めができるかも楽しんではいます。きっちりきれいに入ると気持ちがいいですね。
「きれいに並べたねえ。年年、うまくなるねえ」と最ベテランのK田さん。
「いや、そうでもないです。ありがとうございます」とつゆじい。「年年」といっても去年はちょっとだけ。実質今年が初めてです。お褒めいただき感謝です。

大根を箱入れして15kg にします。以下はだめですがあまりに多いのもよくありません。デジタルはかりで「15.00」と表示されると快感ですね。
そんなどうでもいいことを楽しんでいます。

仕事そのものが楽しくて楽しくて、なら最高ですがそうはいきません。生活の糧を手に入れるものと割り切る必要もありましょう。

なんだかんだ言いながら生活は楽しませてもらっています。雨露を凌ぐ家もあり、ご飯どころかお酒だって浴びるほど飲んでいます(そこまではいきませんか)。
ありがたいことではありませんか。いや、ほんと。生きていられることに感謝しなければいけません。
なんにもできない私でもふつうに生きていけます。

今後もずっと元気でやっていけるように願います。回りに迷惑だけはかけたくありません。

そうあれるよう望みます。

十勝通学事情

2020年10月02日

出勤時、小学生の通学風景を見ます。家のある音更市街はみんな徒歩です。(中学生で遠い子は帰宅時に自転車を押しながら友達と連れだって歩く姿を見るので、自転車可かもしれません)

農場のある地域は小学生が集まって自転車集団登校のようです。3km くらい先に学校があるのですが小1の新入生で乗れない子はどうするんでしょうね。冬も自転車は無理ですしね。

中学生は町の用意するマイクロバスで通っているのかな。いつも決まった場所にたたずむ子を見かけます。バスともすれ違います。高校生も乗るのでしょうか。

自転車でえっさかほいさか進む子も見かけます。明らかに高校生風です。あまり土地勘はありませんが最寄りのそれでも10~15km はあるんじゃないかな。自転車ならたいしたことのない距離ですが雨の日や冬はどうするんでしょう。たいへんだ。
殊更に言うまでもないのかな。どこに住もうがそれなりのたいへんさは抱えているのかもしれません。

選果場にあった変形ダイコンです。包丁で余分な部分が切られたり捨てられたりします。

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こういう形で残っていることは少ないので貴重です。くねっとしていてなんとなく色っぽくないですか。
右の小さなニンジンはアントネラが昼休み前にプレゼントしてくれました。ちっこいちっこいそれです。これを作業中隠し持つのはけっこう難しいかも。
隠れて私を驚かそうとしたりなんだりかんだりお茶目でめんこい子です。

「つゆじい、これ」と帰りの車からの降りぎわに示されたのはLINEかな。
「ごめん、おれやってないんだわ」
「ええ、なんで」とかなり残念そうでした。
京都の仲間のK埜さんからも言われています。
「LINE、できるようにしてや」。
「やってみてもいいかな」と若いかわいいアントネラから言われたからではなく(言い訳がましいな)挑戦しましょうか。

明日は土曜日。日曜日は休みです。励みます。