知識欲

2023年01月28日

ボルちゃんのエンジンをかけて温度計を見ると20℃でした。
「ここで今これだし、冷えるな」。写真は車を進めて畑を貫く一本道での温度です。

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ここがいつもいちばん低い気温を示します。今季最低ですね。というかこっちへ来てからこの気温をはっきり明示した記録はないんじゃないかな。十勝北部に近い、本別(往復約100m)へ仕事で通ったときもなかったと思います。
「きょうは27℃だって」という不確定な情報を耳にしたかNHKの天気予報で聞いたかどうかの数字です。

ここまで冷えると朝一の積み込みはきついです。うすい内手(作業手袋などの「内」側にする「手」袋)の上に厚めの作業用手袋をしていますが指が痛くて泣きたくなるほどです。おおげさではありません。ほんまに痛いです。まあ、きょうほどのはそう何回もないでしょう。がんばりまっさ。

Y田さんが言います。
「社長が運転席にストーブつけてやっからどこそこトラック持ってけって言うんだわ」
「ストーブ? 運転席につくんですか」
「いや、俺もわかんないけど・・・・・・」とかなんとかやっているともう一人のY田さんが来ます。
「Y田さんが、運転席にストーブつけてもらうんですって」
「ああ、べバストヒーター。俺のついてるよ」ともう一人のY田さん。
「え、なんです? そんなんあるんですか。見せてください」。ここで気づきました。なんか、この間からエンジンは止まっているのに何かが作動しているような音が運転席後ろ(車外)から聞こえていました。これはその「べバスト」が動いていた音でした。
助手席の運転席側に直径12、13cm くらいの筒が出ています。そこから温風がでるようです。タイマー付きで運転開始に合わせセットしておくと開始時から快適に仕事が始められるという優れものです。いやはや、あちこちそちこちに知らないものが潜んでいます。またひとつ新しいことを知れました。
「つけてもらえばいいっしょ」
「いや、そこまでは必要ないですよ」。確かにボルちゃんと違ってあったまりにくいトラックの運転席ですが私にはいりません。

トラックやトレーラーの運転手には半袖姿も見られます。きっとがんがんにべバストなり通常のヒーターなりをきかせているのでしょう。

まだまだ知らぬことが出てきます。せっかくの人生なんでできるだけ多くのことを知りたいものですね。前職と違ってそれを知らせてやれる対象がいないのがさびしいです。
知らせる相手はいなくとも知らぬことをより多く知りたいという欲は常にもちたいです。