自己実現

2008年09月20日

伊集院静氏の『機関車先生』を読み終えました。口がきけない先生が主人公という、ちょっと普通ではありえない設定で物語は進みます。まだ日本のあちこちに里山が残り、子どもたちが自分の身の回りだけを「世界」として生きている時代の話です。そう俺の子どものころよりさらに10年くらい前でしょうか。児童文学ではないのですが(たぶん)、ぜひ子どもたちにも読んでもらいたいなとも感じました。ラストシーンはお定まりです。でも、そのお定まりにもかかわらず目頭が熱くなりました。お定まりと言いましたが、普通のそれとはちょっと違います。さらっとした、もっというとあっさりし過ぎの終わりかたです。でもけっこう純粋な小説です。素直に読めます。このばかブログを読んでくださった方もぜひおよみください。純粋だった(って言うと今はそうじゃないみたいですが)子どもの頃の自分に出会えるはずですよ。
ラーメン屋さんで、注文した「並」が出てくるのを待ちながらの読書。さすがに泣けないので、こらえました。(すぐ泣く俺ですが、汗も出ます。人一倍汗かきです。なんか体から水分が出たがります。信じられないくらい汗が出ますね。なぜでしょう。単なる汗かきですかね。走るせいで新陳代謝が激しいのかもしれません。汗をかく格好でそれがいっぱい出てくるのは気持ちいいのですが、仕事着でそうなるのは嫌ですね。)
自分が書き表したもので、それを読んだ人が泣いたり、喜んだり、元気になったりするというのは、書いた人にとってこれ以上ない幸せですよね。歌手は歌で、もの書きは文章で、それぞれが自分の立つ位置で自己を実現するというのはすばらしいことです。塾講師の俺も自分の自己実現を目指します。(まあしかし、毎夜毎夜ちょっと飲みすぎやであんた。控えや)そのとおり、いつものこととはいえ、ちょい酔いました。誤字、脱字、文章や論旨、おかしなところがあってもお許しあれ。
おやすみなさい。ちょっと眠くて最後は・・・・・・