がんばるけんね

2009年02月23日

先に定期テストの終わった西賀茂中学の生徒がゼミに来るなり
「せんせ、せんせ、聞いて聞いて」
「なになに、どしたん」
「英語やばいで92点」
「うち国語85点」
「いいねえ。そういううれしい報告やったら、なんぼでも持ってきてや」別の男の子が来たので
「テストどうやった、英語は?」
「85点」
「まあまあやん」
「90点は取りたっかたです」
「そういう気持ちが大事なんや。次がんばろな」
と会話が弾みました。他にも授業中にたずねてみると英数中心に80~90点台をけっこう取ってくれたようです。何よりうれしいことですね、みんながいい点を取ってくることは。
もちろんみんながみんなという訳にはいきません。さえない顔の子もいます。一人でも多くの子が少しずつでもいいので、いい点を取るようになって欲しいですね。私たちもそのためにがんばらなければ。
夕方、机仕事をしていると玄関の戸が開く音。
「こんにちは」の若い声。誰だろうと出てみると高3のYH(ユースホステルではありません「誰かてわかる」今はやりのIHでもありません「もうええて」松井はDH?「……」)くんです。数か月前に専門学校に合格したとのメールをくれていました。
「お~久しぶり。元気やった?」
「卒業認定もらえました」
「そうか、そうか。よかったなあ」
中3の時けっして成績のよい生徒ではありませんでした。とにかく粘り強くがんばり、高校へ。途中でやめる子もいる中、彼は最後までがんばって卒業にこぎつけました。えらいですよね。専門学校も本人が一番行きたがっていたそれです。しばらく当時の話や他の生徒たちの話に花を咲かせました。
背も高くなり話すこともずいぶん大人になっていました。みなそれぞれに成長していくんです。その姿を目の当たりにするのは、うれしきこと限りなしです。(いっこも成長せえへん誰かと大違いやな「成長せえへんばかりか退歩してるもんな」せやな)
元気でいましょう。でき得る限り。成長して訪ねてくれる教え子たちを迎えるために。