彼岸、此岸

2010年07月11日

父親の33回忌、祖母の13回忌でした。往復500㌔あまりでしょうか、車で行ってきました。渋滞はまったくなく順調な四国行でした。
親父が死んでこんなにたつんですね。48で死んだとき俺は20歳でした。それから33年ですか。父の年を超えて5年。彼の知らない人生を生きていることになるのかな・・・・・・。

お坊さんのあげるお経を聞きながらいろいろな思いがよぎりました。
「亡くなって10年も30年もたつのにこんなんやって意味あんのかなあ。死んだ本人たちは知るべくもなし。無意味かなあ、はっきり言って。やる方も出席する方もなにかと物入り、たいへんやしな」先祖を蔑ろにする気は毛頭ありません。此岸に生きるものとすでに彼岸へ旅立ったものを結びつける縁(よすが)だから。それはそれでよしなんでしょうか。

久々に会ったので話は弾みます。こんなことでもなけりゃ会わない間柄でしょう。いやそんな疎遠な訳でもないんですが、それぞれがそれぞれの生を目いっぱい生きているからそうそう会える訳ではありません。で、考えました。
「死んだ人たちの回忌があればこそ、生きているものたちが集って互いの安否を確認をしているんでしょう。してみると故人の果たせる役割は大きいんだな」と。

「努ちゃん毎日書いとんな、ブログ。時々読ましてもうとんのや。たいへんやろが」いやいやこちらでも読んでいただいておりましたか。
「いや恥ずかしいです」叔父のNMさんです。まさかまさかでした。
法事が終わりうだうだやっていると叔母のNSさん(先ほどの方の連れ合いです)が。
「ええ、つとむちゃんなあ、筋トレは毎日やったらあかんのやでえ。24時間はあけんといかんので」とアドバイスをくださいます。してみるとかの叔母さんもブログをお読みくださっているんでしょう。ありがとうございます。
思わぬところに読者がいらっしゃいました。駄文をお読みくださりありがと三角、またきて四角です(あんなあ、あんたそんなん言うたり書いたりするしあかんのやで「かなあ?」そうや!!)

方言がうまく字面にあらわせませんが雰囲気は伝わると思います。

長の運転。さすがに腰に違和感が残ります。明日からの新しい週にそなえ寝ましょう・・・・・・と思いつつ参院選の開票速報に釘付けです。おもしろいですねえ現実は。

そう「事実は小説より奇なり」。まさにそれを実感する今回の選挙結果でしょうか、ね。

おもしろくもあり、こわくもあるのが現世でしょう。その現世にたくましくなくとも、慎ましやかにでもしっかり生きてゆかねばなりませぬ。

では、では。