怖いものなし

2010年07月15日

「せんせ、今の言い方えらそうやった」と電話を切った瞬間に言われたことがあります。ずいぶん昔のことです。言った相手は教え子で、その時は机を並べていっしょに仕事をする関係にありました。なかなか言いにくいことでしょうが、さらりと言ってくれました。
そんな風な言動をとらぬよう自分なりに注意はしていたつもりですが、知らず思わずやってしまったんでしょう。以来気をつけてはいますが、誰も言ってくれないだけでえらそうな態度になっていることもあるんでしょうかね。

なぜこんな話になっているかというと、ある場所であまりに失礼な物言いに出あってしまったからです。
「なんでそんな言い方すんの。失礼やんか。自分がそれを言われたとしたら、どんな気持ちになるか考えてからもの言いや」と思いました。昔の短気な(今でもそうやで「だね」)俺やったら言うてたかも。言うべきやったんかもしれません。変に大人になって臆病になっている自分を感じました。ちょっとさびしいですね。若くて怖いものなしやったつゆはらくんも年をとり知らぬでもよいことを知ったり、変に器用になったりしています。まあ、そんなもんなんでしょうか。年をふるというのは。

ヒトのこと云々はよしましょう。せめて自分だけは自分がなりたくないヒトにはならないようにしましょう。といって「自分がなりたくない自分」という時点でかなり自分勝手です。先のヒトの言動も俺がそう思うだけで他の方はなんにも感じていらっしゃらないかもしれません。

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今年は咲かないのかなと思っていたミニバラが小さな花をつけました。「白」ですがほのかな「赤」が混じっています。「白いバラというといえども紅ほのか」でしょうか。

では、やすみましょう。