「適当」

2012年11月13日

おばあさんを乗せた車椅子を押して、介護士さんがゼミ前を通り過ぎます。
何気なく目が合うとなんとMです。(彼女は昔から敬称抜きで呼んでいました。それが似合うやつです)
「あれ、M?」
「こんにちは」
「痩せたんちゃうか?」
「あ、はい。ちょっと」
「仕事しんどいんか?」
「あ、いや全然。今も仕事中です」
「がんばれよ。雨降ってきたで」

彼女は介護福祉が学べるカタリナへ行きました。卒業後専門学校へ進み今年、福祉施設に就職したはずです。中3でやると決めた進路へ確実に進んだ訳です。うれしいし偉いなと思います。けっして勉強できる子ではありませんでした。彼女と話をして「M 勉強宣言」を書いて机の前に貼らせたこともあったな。6年のとき漢字がまったく覚えられず2時間くらいずっと残ってやったことも。
そんな彼女がしっかり社会人としておばあちゃんと楽しそうに会話をしながら車いすを押していました。

不器用やし望まぬ諍いを抱えたこともありましたが、ええやつでした。今の仕事にそれらを活かしてやってくれればと思っています。
「がんばれよ、M」

彼女にとって社会人として第一歩を踏み出したばかりです。これからまだまだいろんな試練に出くわしましょう。乗り切っていい人生を歩んでほしいですね。

考えるに学校時代の成績なんて小さなことなのかもしれません。

いや、まあ自分のやりたいことをやり遂げるためには成績が必要なこともありましょうか。

要はいかに真剣にやれるべきことをやるという単純なことしかないんでしょう。

簡単なことのようですが、なかなか・・・・・・難しいかもしれません。

心がけます。(いっつも「心がける」やね。ほんまにちゃんとしいや「へい」返事が適当やな「すんまへん」わからんやっちゃなあ「根が不真面目なんで。ごめんなさい」まあええか)


バカはともかくちょっと真面目に生きていきましょう。今でも十分真面目だとは思います(自分で言うなよ「ですね」)がそれだけではいけないんでしょう。

いい意味で「適当」に生きていきます。