「会うは別れの始め」

2013年05月14日

消音にしていて気づかなかった電話。番号が残っていたので折り返しました。YTくんのお父さんでした。
「この間はありがとうございました」
「いえ、こちらこそありがとうございました」
「今日からNお願いしますわ」そう8耐を受けてくれました。
「ありがとうございます」
「調子のってたらがつんといってくださいね。うちは大丈夫ですから」
「はい、必要ならば」うれしいですね。お兄ちゃんも来てくれていました。陸上部で何度か試合場で会い、この欄で取り上げたこともあります。
お父さんは私のブログの愛読者です。

「せんせ話全然ちゃうんですけど、この間のマラソン、T(息子さん、元陸上部)8km くらいまでは先頭集団にいたらしいんですけど、腹が痛なってトイレに3回くらい駆け込んだらしいんですよ」
「あらあら、それは」
「で、けっきょく40何位で1時間30数分かかったみたいですわ」
「それでもその時間ですか。私なんて50分が切れたらええ方と思って走ってますわ。この間も48分で上出来です。歩いてるか走ってるかわからんような速さです」
俺はともかく、やめずに走りきるところにYTくんの誠実な性格が表れます。速い人は自分の望まぬ時計になりそうだとやめちゃう人もいます。でも彼は不本意な時間でも走りきりました。えらいです。

これからは弟Nくんを通じてまたYさん家とのかかわりができたことをうれしく思います。今後ともよろしくお願いします。


個別高3DRくん。今日が最後の授業でした。最後に声をかけられてよかったです。
「5、6、中1、2、3、高3まで8年か。長い間ありがとな。おかあさんにもよろしくいうてな」
「あ、はい。ありがとうございました」名残惜しいですがあまりいれ込むとこみ上げるものがあったらいけないのでさらっと別れました。まあ今生の別れではありません。
「またいつかどっかで。なんかあったらいつでも言うてや」
「あ、はい」


出会いがあれば別れもあります。それが人生の常です。
「会うは別れの始め」。言い得て妙。まさしくその通りです。彼が立派な美容師になったら俺の頭をさわってもらいましょう。生きているか否かはおくとして髪の毛がなくなっていたりして・・・・・・祖父、父は禿げでした。

祖父とは会ったことがありません。私が生まれるのを楽しみにしていてその13日前に亡くなったと聞いています。孫の俺の顔を見たかったんでしょうかね。

父親は俺が20歳で死にました。孫どころか、一人前(?)になった俺にも会っていません。酒の好きだった親父といっぱいやりたかったなと思います。まあ生きていたときは恐くてあんまり近づきたくなかったというのが本音かな。まあ今ならお互い大人だし、しみじみ酌み交わせたかもしれません。どうかな? 生きていたらいたで、それなり面倒を抱えていたかもしれません、ね。

6月には父の日があります。なんもしてやれぬまま逝っちまった父親を偲び、ひとり杯を重ねてみましょうか。大人の男同士の会話を父親としてみたかったなとは思います。


さて、やすませてもらいます。今朝は早起きしてなんとかやるべきをやりました。明日はゆっくりできるかなと思いましたが、そうは問屋が卸しませんでした。
2時からテスト対策で中1が来ます。明日もやらせてもらいましょう。